白髪を目立たなくするために黒髪を脱色はアリ?ナシ?

白髪

白髪を黒く染めるものの、すぐに白髪が生えてきた部分が目立ってきてしまい、またすぐに白髪染めをしなければならないと面倒に感じている人も多いものです。

黒く染めれば染めるほど、白髪との境目がはっきりとしてしまい、白髪と黒髪の境界線が逆に老けて見えてしまうという悩みを持っている人もたくさんいます。

そんな悩みを持っている人の中には、黒い髪を白っぽく脱色して、逆に白髪を目立たないようにしてしまおうと考えている人もいるのではないでしょうか。

確かに黒い髪の毛を白っぽく脱色して白髪に近い色合いにすることで、白髪を目立たなくすることは可能です。しかしこの方法、果たして頭皮や髪の毛に悪影響は与えないのでしょうか。

脱色することで白髪を目立たなくすることができるの?

もともと黒い髪の毛を脱色することで白髪を目立たなくし、実際に白髪染めをラクにしたり、見た目を良くしたりすることができるのでしょうか。

白髪を黒く染めるのではなく、黒髪を白髪のように脱色するという逆転の発想、本当に白髪の悩みを解消することができるのかどうかについて考えてみましょう。

結果としてさらに白髪に悩むようになってしまう

前述のように、髪の毛を脱色することは、頭皮や髪の毛に大きなダメージを与えてしまいます。

結果から言えば、そのような悪影響から、結局は白髪が増えてしまい、白髪を目立たなくしたいという本来の問題解決にはならないでしょう。

白髪以外の悩みも出てくる

それどころか、髪の毛を脱色するということは、頭皮トラブルや薄毛、白髪以外の悩みも増やしてしまうリスクを高めることになります。

白髪以外の悩みを増やしてしまうことは明白、さらには脱色を一度したくらいでは髪は白くならないため、複数回の脱色が必要となるでしょう。

そうなるとさらに深刻なダメージが起こることは確実です。

白髪が目立たなくなるのは一時だけ、すぐに目立つようになってしまい逆効果

また、脱色して白髪が目立たなくなったと満足できるのはほんのひと時だけです。すぐに黒髪が生えてきて黒と白のコントラストに悩むようになります。

そのため白髪を目立たなくするための脱色はナシ、あまり良い方法だとは言えません。

白髪と黒髪の違いを詳しく解説!

白髪と黒髪の違いについて、白髪とは黒髪がどのような状態になったものなのかを考えてみましょう。

白髪の特徴、そして黒髪を白髪のように脱色してしまうということはどういう結果を招くのかについてご覧ください。

さらに、白髪になってしまう加齢以外の原因も一緒にご紹介します。

白髪はメラニンが抜けた状態

白髪は年齢を重ねることによって、毛根の中にある黒い髪の色を付ける色素細胞(メラノサイト)の働きが弱くなることで起こります。

メラノサイトが髪の毛に色を付けるだけのメラニン色素を生成できなくなったため、色がつかないまま生えてしまうという髪の毛が白髪なのです。

体の各器官が年齢とともに衰えてくるように、毛根内にある色素細胞の分裂も低下し、髪の毛すべてを黒くするだけのメラニン色素を作りだすことができなくなるのです。

メラノサイトの働きは年齢が若くても弱ってしまうことがあります。特に現代人は若いうちから白髪に悩まされる人が少なくありません。

現代人が抱えている社会のストレスや睡眠不足、生活習慣の乱れ、食生活などもメラノサイトやメラニン色素を作りだす細胞の弱体化の原因となります。

わずかだけど黒髪に戻る可能性もある

白髪になってしまっても、毛根の部分が黒い場合には再び黒髪が生えてくる可能性があります。

毛根部分が黒いということは、メラニン色素を作りだす細胞がまだ残っているということになるからです。

さらに、ストレスや生活環境を改善する、食生活に配慮することで、稀ですが毛根が白い状態からも黒髪に戻ることがあります。

しかし、頭皮や毛根などにある髪の毛を生やすシステムやメラニン色素を作りだす細胞自体を傷めてしまうと、その可能性がゼロになってしまいます。

特に髪の毛を脱色するという行為は、頭皮や髪の毛に非常に大きなダメージを与えます。

結論から言えば、面倒な白髪染めをラクにしたいからといって、黒髪をわざわざ脱色するという行為は、逆に白髪を誘発する頭皮環境を招くため厳禁だといえるでしょう。

脱色しても黒髪は白髪のようにはならない!?

また、脱色しても黒髪がきれいな白や銀色になるという可能性も低いといえます。

もともと黒髪だった髪の毛を脱色しても、一回で白や銀になることは稀で、黄色っぽくなりキレイな銀や白にはなかなかならないからです。

白髪のように真っ白、またはキレイな銀色にするためには、かなりの回数の脱色が必要になります。

これは頭皮や髪の毛を必要以上に傷つけ、大きなダメージを与えてしまいます。

髪の毛を脱色のしくみ

髪の毛を脱色する仕組みを知れば、脱色がどれだけ頭皮や髪の毛に悪影響を与えるのかがわかります。

ここではどのように髪の毛の色が抜けていくのか、脱色のメカニズムについてご紹介します。

脱色は、まず薬剤によって髪の毛のキューティクルを剥がし、そこから黒色のメラニン色素を溶かしだします。

脱色をする薬剤は、アンモニアやモノエタノール等のアルカリ成分と過酸化水素などの酸化剤となります。

これらの薬剤でキューティクルを開き、中の成分を排出していくことになります。

脱色による髪や頭皮へのダメージ

脱色するとメラニン色素があった部分は空洞となってしまうため、乾燥しやすくパサついた髪の毛になります。

さらにメラニン色素と一緒に髪の毛を構成している成分も溶けだしてしまいます。そのため髪の毛のハリやつやなども失われてしまうのです。

脱色した後の髪の毛はキューティクルが剥がれているため、アフターケアをして髪の毛を修復する成分を補ったり、ハリやつやを再生させる成分を与えたとしても、元の髪の毛の状態に戻すことは難しくなります。

開いたキューティクルから補った成分がすぐに抜けてしまい、効果を感じることができなくなってしまうからです。

アルカリ成分で髪の毛は深刻なダメージを受けてしまう

脱色する場合、アルカリ剤を使用するため髪の毛内部の栄養素や成分は抜け、髪がスカスカになりボロボロの状態になります。

一度溶出してしまった成分は補ったり再生されるということはありません。

白髪を増やす原因にもなる

脱色することによって頭皮もかなり深刻なダメージを受けることになります。

頭皮の健康状態が悪化、健康な黒髪を生やす本来の働きを失ってしまう場合もあります。

その結果として、気になる白髪がさらに増えてしまうという本末転倒の頭皮環境になるリスクが高まります。

薄毛の原因も作りだしてしまうのが脱色の恐ろしいところ

髪の毛を脱色して頭皮に悪影響を与えるということは、白髪だけでなく、薄毛という悩みにも発展することもあります。

頭皮にダメージが蓄積し、抜け毛、薄毛というさらに深刻な悩みを抱えてしまうようになります。

脱色しなくても白髪を目立たなくする方法

脱色してわざわざ健康な髪の毛や頭皮に悪影響を与えてしまうよりも、より優しい方法で白髪を目立たなくする方法を取った方が得策だといえます。

その方が将来的にも悩みが少なくなりますし、頭皮の健康、髪の美しさを維持できるからです。

脱色以外に白髪を目立たなくする方法は以下の通りです。

ヘナカラー

ヘナカラーは自然由来の成分で髪の毛を染めるため、頭皮や髪の毛全くダメージがないという大きなメリットがあります。

さらに脱色する効果もないため、パーマなどと組み合わせたおしゃれも楽しむことができます。

デメリットとしては明るくすることが難しい、黒髪を染めることができないという点です。

しかし、脱色に比べれば天と地の差があるほど髪や頭皮に優しい白髪染めの方法だといえるでしょう。

ヘアマニュキュア

髪の毛への優しさで言えば、ヘアマニュキュアもかなりおススメです。

傷んだ髪でもヘアマニュキュアの成分がキューティクルの代わりとなり、ツヤやハリを取り戻すことができます。

また、色持ちも非常に良く、明るい色に染め上げることができるという点もメリットです。

デメリットとしては、頭皮につくと落ちにくい点、色持ちが良いけれど何度も使用しているうちに髪の毛がガサガサになってくるという点です。

しかしヘアマニュキュアも脱色するよりもはるかに髪や頭皮に優しく、それでいて自分好みのキレイな髪に仕上げることができます。

ヘアカラートリートメント

ヘアカラートリートメントは、髪の毛をいたわり修復しながら髪の毛を染めていくことができます。

自然な仕上がり、だんだんに染まっていくという点がメリットでもあります。

デメリットとしては、好きな色の選択の幅が限られる、一度で染まらないという点です。

ですがヘアカラートリートメントは、毎日の洗髪時に使用することができ、手軽で優しい白髪染めをすることができます。

まとめ

白髪を目立たせなくするために、健康で元気な黒髪をわざわざ脱色するという方法は、あまりおススメできる方法とは言えません。

髪の毛本来の成分が抜けてしまうだけでなく、頭皮にも多大な影響を及ぼすことになり、白髪以外の悩みにも発展するリスクを高めてしまうからです。

白髪が目立って悩んでいるのなら、脱色するのではなくヘナやヘアカラー、ヘアカラートリートメントを利用するのが良いでしょう。

髪の毛本来の健やかさを維持し、頭皮の健康状態を健やかに保つことができ、白髪の悩みも最小限にしていくことができます。

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