髪の悩みは人それぞれ、頭皮の髪にまつわるコンプレックスは千差万別ですが、特に最近多くなっている頭皮の悩みといえば、やはり薄毛や抜け毛が気になるということです。
そして意外と知られていないのが、実はこの薄毛を予防するためには頭皮をしっかりとケアしていくこと、頭皮ケアの方法や頭皮に与える成分によって、薄毛が大幅に改善できるという点です。
頭皮の悩みを改善するケア、それに深くかかわっている成分であるビタミンCについてご紹介していきます。
薄毛の原因は加齢による頭皮のコラーゲン減少!?
加齢はさまざまな体の機能を低下させ、体に必要な成分を失っていく現象を伴いますが、頭皮の薄毛が加齢によってどんどん進行していくというのも、この加齢による頭皮の機能不足、成分不足ということに関係しています。
特に着目すべきは、加齢によって頭皮のコラーゲンが減少していってしまうことによる薄毛です。
肌は年齢を重ねるとコラーゲン量が少なくなたり、うまく安定性のあるコラーゲン生成ができなくなり、しわやたるみが生じ、若々しい肌のハリや弾力を維持できなくなります。
頭皮も同じように、加齢によってコラーゲンが減少すると髪の毛を生やすという本来の機能が弱体化、健全な頭皮の状態を保つことができないうえに、育毛という重要な働きをすることもできなくなってしまうのです。
男女関係なし?!加齢と共に薄毛になるメカニズムとは?
では、ここからはどうして頭皮が薄毛になってしまうのか、頭皮が髪の毛の成長や発生をサポートできなくなっていくメカニズムを詳しく見ていくことにしましょう。
年齢を重ねるごとに頭皮の薄毛になるメカニズムには男女差はなく、男性も女性もしっかりとケアしていかなければ、薄毛になるのを回避することができなくなるどころか、やがて全く薄毛を改善することができないような事態にまで陥ってしまいます。
頭皮が薄毛になってしまうメカニズムをしっかりと理解し、予防策を徹底すること、またどうして素の予防策が重要になるのかを理解していくようにしましょう。
薄毛の原因は男性ホルモンによる影響なの?
薄毛の原因が男性ホルモンの影響であるということは、髪の毛の悩みを抱えていたり薄毛が気になっている人であればだれでも耳にしたことがあるでしょう。この男性ホルモンが頭皮の薄毛と関係しているという話は本当なのでしょうか。
男性型脱毛症(AGA)の特徴的な脱毛の症状は、頭頂部付近の髪の毛が特に薄くなる、生え際がどんどん交代してしまい禿ていくというものです。この男性型脱毛症(AGA)の大きな原因となるのが、ジヒドロテストステロンと呼ばれている男性ホルモンです。
この男性ホルモン、ジヒドロテストステロンは髪の毛が成長する前に抜けてしまうという症状を引き起こすと同時に、髪の毛が次に生えてくるたびに細くなってしまうという症状も伴います。
毛包幹細胞とコラーゲンの関係性
また、年齢を重ねていくと頭皮の毛根を包み込んでいる毛穴の重要な器官である毛包幹細胞の働きが弱体化、毛根を包み守っている毛包自体が縮小していってしまうという減少も起こります。
この頭皮の毛包が縮小してしまうと、髪の毛が太く長く成長することができなくなってしまい、毛包が小さくなるにつれて細くて短い髪の毛しかできなくなっていってしまいます。
年をとると髪の毛のコシが失われたり、太い毛がなくなってくるという減少は、この毛包が小さくなってしまうにつれて、毛包幹細胞の働きが上手くできなくなってくるからなのです。
この毛包幹細胞の自己複製、つまり自ら細胞分裂を繰り返し、髪の毛のもとである細胞を作りだし続けるという機能を支えているのは、コラーゲンの一種である17型コラーゲンが支えています。
加齢によって17型コラーゲンが分解され減少することによって、毛包幹細胞は複製能力を低下させ、細胞分裂による髪の毛を生みだすことができなくなっていってしまうのです。
老化とともに分泌が増える酵素が原因?
上記の17型コラーゲンが減少する大きな原因を作りだすのが、加齢とともに増加してくる17型コラーゲンを分解してしまう働きの性質を持つ酵素です。この酵素が加齢とともに分泌量を増加させ、毛包幹細胞の自己複製を阻害してしまいます。
加齢とともに分泌される酵素の量は自分では調整することができないため、いかにしてこの酵素の働きに負けないようにするかが、頭皮の薄毛や抜け毛対策としては重要になってくるという事になるのです。
ここで重要なのがコラーゲンということになります。肌同様、内部のコラーゲンの量や質が、髪の毛の育成や増殖を支えているのですから、頭皮の薄毛対策とコラーゲンは気っても切り離せない関係性を持っていることになります。
コラーゲンの保護を失った頭皮の毛包幹細胞はどうなる?
加齢によって頭皮のコラーゲン量が減少してしまい、本来の機能を失った毛包幹細胞はいったいどうなってしまうのでしょうか。
実はコラーゲンによる保護を失い、自己複製能力がなくなってしまった毛包幹細胞は、表皮の皮膚細胞に分化し、やがて頭皮から剥がれ落ちていってしまいます。
つまり、毛包幹細胞は機能を失ってしまうと表皮や皮膚細胞、頭皮の細胞として、ターンオーバーによって剥がれ落ちる、体から排出されてしまうという結果になるのです。
毛包幹細胞が体の外に排出されてしまうのですから、もはや毛包は再生したリ維持したりすることができなくなります。毛包は次第に小さくなり、やがて消失、髪の毛を生やすことが永遠にできなくなるのです。
頭皮の毛包幹細胞が生きているうちに対策を!
このように、毛包幹細胞を生きているうちにしっかりとケアし、機能を失って頭皮の細胞の一部となり体外へと排出されてしまうということを予防しなければ薄毛を改善することができません。
この対策を徹底する際に必要なことはやはり頭皮の中にあるコラーゲンの量や質を低下させないということになります。そしてそのために必要な物質、それがビタミンC(アスコルビン酸)です。
頭皮のコラーゲンの生成や維持において、ビタミンCは必要不可欠な成分となります。ビタミンCがなければ、どんなに良質なコラーゲンを摂取しても、どんなに大量にコラーゲンを摂取しても体の内側でその本来の役割を果たすことができないどころか、体外へと簡単に排出されてしまい、全く役に立つことができないからです。
頭皮のコラーゲンにビタミンCがカギ!!
美容や健康に欠かせないコラーゲン、昨今ではコラーゲン摂取が健康や若々しさを維持するカギとして注目を集めています。その頭皮のコラーゲンを支えるもう一つのカギがビタミンCです。
そして前述の通り、コラーゲンは頭皮においても非常に重要な役割をになっていること、さらにビタミンCが同時に必要不可欠であることがわかっています。
ここからは、頭皮のコラーゲンをしっかりと維持し、薄毛対策を徹底したい時には、コラーゲンと同時に徹底してビタミンCも同時に存在すべき重要性を詳しく見ていきましょう。
頭皮のコラーゲン減少を食い止めるカギはビタミンCにあり
コラーゲンを合成するためにはビタミンCが必要で、ビタミンCとコラーゲンが同時になければ、良質なコラーゲンを作りだすことができません。そして減少していってしまうコラーゲンの量を補うために、コラーゲンを生成するという場合にもビタミンCが必須になります。
頭皮にビタミンCが十分にあるということが、コラーゲン減少を食い止め、髪の毛が生えてくるメカニズムを支えているのです。さらにビタミンCがコラーゲン合成をすることによって、頭皮の毛細血管が強化されます。
頭皮の毛細血管が強化されると、髪の毛に必要な栄養素が血液に乗ってどんどん効率よく運ばれるようになり髪の毛の生成や育成をサポートしてくれます。
毛包幹細胞のコラーゲン合成を促進させる
毛包幹細胞にとってもビタミンCは重要な働きをしてくれます。毛包幹細胞のコラーゲン合成が促進され、毛包幹細胞がしっかりとその役目を果たすことができれば、機能を失った不要物として角化し頭皮の皮膚細胞として排出されることをまぬがれることができます。
排出して無くなってしまえば髪の毛が生えることは永遠にありませんが、頭皮にしっかりと残っていればやがて機能を再生させ、髪の毛が生えるチャンスを得ることができるからです。
頭皮に塗るのはあり?効果的な頭皮へのビタミンC補給を考える
ではここからは頭皮において非常に重要な成分であるビタミンCを、いかにして効率よく頭皮に届けるか、頭皮に良いビタミンCの摂取方法を考えていってみましょう。
効果的なビタミンC摂取ができれば、より高い効果を頭皮に与える事ができます。このようにビタミンCを効果的に摂取するために、特性を科学的に変化させたビタミンC誘導体を含むサプリメントを例にみていきましょう。
頭皮へのビタミンC補給はサプリメントで十分なの?
ここで注意が必要なビタミンCの摂取方法が、純粋なビタミンCをパウダー化したサプリメント製品などによる経口摂取による補給です。実は頭皮に効果を発揮したい場合、経口摂取は非常に非効率的なビタミンC摂取方法になってしまうので要注意です。
経口摂取によるビタミンCの体の吸収率は非常に低く、つまりほとんど体に吸収されることなく多くは体外へと排出されていってしまうのです。
アミノ酸による分解が頭皮へのビタミンC補給を妨げる
これは体の中に入ったビタミンCがアミノ酸などに分解されてしまうという働きによるものです。経口摂取はあくまでも頭皮よりもまず体の内側にある内臓、それぞれの機能維持などに活用されます。
摂取したビタミンCが頭皮のためにまで活躍することができるかというと、ほとんどできないという結果になってしまうのです。
活性酸素の過剰発生はビタミンC補給の敵
さらに人間が生存し、活動を続けていくうえでどうしても排出したり、外部刺激によって生みだしてしまう活性酸素も、ビタミンC補給の上で大きな妨げとなっています。
活性酸素を除去したリ、活性酸素によって体に悪影響が及ぶことを、ビタミンCが予防、そのために大量のビタミンCを使ってしまうからです。
活性酸素とは?
体内で酸素を利用して代謝が行われる際に排出されるのが活性酸素です。つまり体が自然に排出するもので、酸素を吸って生きているというだけで自然に発生するものとなります。
体への悪影響が特に注目されていますが、体にとって様々で重要な役割があるのも事実です。しかし大量に活性酸素が排出されると、体に害を及ぼす、体内の細胞を酸化させ老化を促進、さまざまな病気の引き金になることもあります。
活性酸素を抑えるには?
大量の活性酸素を排出しないように抑えるためには、規則正しい生活を心がけストレスを溜めないような生活習慣にすること、紫外線やタバコなど体に悪影響をもたらすものを断つこと、
そして最も重要なのが活性酸素を除去し、抗酸化物質の役割を果たしてくれる栄養素、ビタミンCなどを多く摂取するように心がけることです。
直接ビタミンCを頭皮に塗る!?ビタミンC配合の化粧水の実力
ビタミンCは頭皮に良い影響を与えるものの、経口摂取では絶対的に量が不足するうえ、頭皮に届きにくい、そこでおススメなのが良質なビタミンCを直接頭皮に塗るというケア方法です。
ビタミンC配合の高濃度な化粧品や美容液を、直接頭皮に塗って頭皮からじかにビタミンCを浸透させることによってビタミンCの優れたコラーゲン合成効果を頭皮で発揮させることができるというものです。
構造的に非常にもろいビタミンCを、しっかりと機能維持したまま頭皮に浸透させることができれば、コラーゲンを強力にサポートすることができ、髪の毛が生えてくる頭皮環境を徹底して整えることができます。
さらに新型(進化型)ビタミンC誘導体は浸透力が非常に高いうえAPPSもしくはAPISであれば通常のビタミンCと比較して100倍の効果が期待できます。
日常生活で頭皮に十分なビタミンCを送るには?
頭皮のことを常に意識し、髪の毛の生える環境をしっかりと整えておきたいのであれば、身近な日常生活で頭皮に十分なビタミンCを摂りいれる、さらに頭皮にもしっかりと働きかけるビタミンCのとりかたを工夫することが重要です。
体内と頭皮、両方から継続的なビタミンC補給
髪の毛や頭皮のために重要なビタミンC摂取、それは体内にもしっかりとビタミンCを取り込む生活をすると同時に、頭皮からも塗布により直接的にビタミンCを頭皮に与えてあげることで期待がもてるということです。
経口摂取では必要な量のビタミンCが頭皮に届かないため、不足する分をしっかりと頭皮から吸収させることが大切なのです。
そのために利用したいアイテムとしては、不安定なビタミンCの構造を強化し、頭皮から浸透しやすい水溶性ビタミンCを豊富に配合している頭皮用の化粧品です。
ビタミンCの過剰摂取には気をつけよう
一方で非常に重要な役割のあるビタミンCも、過剰摂取によって副作用が起こる可能性があることも忘れてはいけません。
一般的に市販のビタミンCの過剰摂取によっておこる症状としては、軽いものでは1000mgを越えると下痢、2000mgを越えてしまうと吐き気を起こすことが稀にあります。
また、尿の潜血が陽性になる、尿路結石など腎臓に負担がかかるというケースもあります。皮膚へのシミや肌荒れ、頭皮湿疹などの頭皮環境の悪化にもつながりますので注意しましょう。
まとめ
頭皮や髪の毛が生えるという働きにおいて、ビタミンCは必要不可欠である、ビタミンCがなければ発毛や育毛、薄毛予防や抜け毛対策は成立しないといえます。
ビタミンCの効率よい摂取、頭皮への浸透をしっかりと考慮した対策を講じ、頭皮のコラーゲンの減少を食い止めるとともに、良質なコラーゲン生成を目指していきましょう。
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