頭皮トラブルはさまざまなですが、中でも特に厄介なのが頭皮が赤いという症状です。
頭皮が赤い理由としてはいくつか原因が考えられますが、実はその中には非常に深刻なケースも含まれています。
頭皮が赤くなるのはどうしてか、どういった要因が引き金となって頭皮が赤くなるのか、また頭皮が赤い場合の対処方法や改善方法などを併せてご紹介していきます。
気づいたら頭皮が赤い!トラブルのサイン?
頭皮が赤いというのは頭皮が緊急事態になっているというSOSだと考えると良いでしょう。
通常頭皮というのは健康な状態であれば白いはずで、赤いということはまずありません。
頭皮が赤いということは、本来であれば白いはずの頭皮とはかけ離れた色をしているわけですから、何らかの異常を疑ってかかるようにしましょう。
では頭皮が赤い場合、いったいどのように対処したらよいのかをここから先でご紹介していきます。
※https://bubka.jp/blog/scalp-care/28.html参考
こんな人は特に気をつけて!頭皮が赤くなりやすい人とは?
まずは頭皮が赤くなりやすい要因を探ってみましょう。
頭皮が赤くなりやすい人は、頭皮が赤くなってしまう様な原因を持っていたり、そういった行動を取ってしまう、またその原因に気が付かずに利用してしまっているということがあります。
シャンプー選びが適当
頭皮が赤くなる原因として最も考えられるのは、頭皮が炎症を起こしているということです。
肌同様、頭皮も炎症を起こすと赤みが増して、その他の症状も出やすくなります。
そしてこの頭皮の炎症を引き起こす一番の原因が、シャンプーが頭皮に合っていないということです。
つまり頭皮のことを考えずに、適当にシャンプーを選んでしまっているという人は要注意です。
屋外にいることが多い
頭皮トラブルに陥り頭皮が赤くなる理由としては、紫外線によるダメージも大きな割合を占めています。
特に屋外にいることが多い、職業的に屋外で頭皮に日常的に紫外線を浴びている、日ごろから屋外にいることが多い割には頭に紫外線対策を講じていないという人は、頭皮が赤くなりやすい人だといえるでしょう。
頭皮がいつも乾燥している
頭皮が傷んでいて、常に乾燥した頭皮のままでいるという人も気をつけましょう。
頭皮が乾燥していることによって、本来頭皮が持っているバリア機能が失われ、直接頭皮が外部刺激を受けてしまう状態になっています。
この状態で深刻な外部刺激が加わると、頭皮トラブルがあっという間に生じてしまい、赤い頭皮になります。
頭皮が乾燥しがちだけれど、何となく放置してしまっているという人は頭皮が赤くなる可能性が非常に高いといえます。
パーマやヘアカラーをする
頭皮に刺激や負担を与えるパーマやヘアカラーも頭皮を赤くする原因と言えます。
パーマやヘアカラーに使用する薬液に配合されている化学物質や有害物質が頭皮に負担をかけ、頭皮の炎症や頭皮トラブルの原因となります。
ライフスタイルが乱れがち
現代人の日常生活も頭皮の健康を損なう要因になっているという場合が多くなりました。
現代社会に生きる私たち人間は、過去に比べると史上最も慌ただしく時間に追われ、たくさんの複雑なツールに囲まれた生活をしていると言えるでしょう。
睡眠不足や生活スタイルの激変に加え、食生活の劇的変化も頭皮に少なからず影響を与えています。
バランスの良い食生活を心がけようとしても、周囲には肉や炭水化物、脂質などを中心としたファストフードやジャンクフードがあふれかえり、食生活の内容も油分や糖分の多い内容に傾いています。
このような環境下でバランスの良い食生活を心がけるのは非常に大変なことですが、頭皮のことを考えると、できる限り食生活を整え、生活リズムのある暮らしをしていくようにすると良いでしょう。
ストレスに敏感・溜まりやすい
そして現代に人にとって気っても切り離すことができないのがストレスです。
ストレスに敏感でありストレスを溜めやすい人ほど、頭皮が赤く炎症を起こしてしまうという傾向があります。
いかにして現代社会に存在するストレスの原因を回避するか、さらに溜まっていくストレスをいかにしてうまく発散するかということが、頭皮が赤くなるということを予防することにもつながります。
頭皮が赤くなる理由と対策を徹底解説
ではどうして頭皮が赤くなってしまうのか、その理由を詳しく掘り下げて頭皮が赤くなる原因と理由、そしてその対策を徹底的に追求していってみましょう。
シャンプーの種類
前述の通り、シャンプーが頭皮に合っていないとかなり頭皮はダメージを受けることになります。
また、洗浄力があまりにも強力だと、頭皮に本来であれば必要となる角質や皮脂まで落としてしまうことになります。そうなると頭皮が炎症を起こし赤くなってしまいます。
昨今話題となっているアミノ酸系シャンプーも人によっては頭皮に合わないという場合もあります。
頭皮がデリケートで繊細だという人は、頭皮に優しいアミノ酸系シャンプーだというだけで安心せず、頭皮への優しさをしっかりと追求しましょう。
また、高価なアルコール系シャンプーは非常に洗浄力が強いことがほとんどです。
市販されているこうした強力な洗浄力のあるシャンプーを使っていると、次第に頭皮のバリア機能や免疫機能が奪われ、頭皮が赤くなる原因となってしまいます。
頭皮が赤い、すぐに頭皮が赤くなるという人は、まずシャンプーを見直すことから始めてみましょう。
髪の洗い方
頭皮を爪でゴシゴシと洗ってしまう、シャンプーを原液のまま頭皮につけてから泡立てる、すすぎが不足しているという、誤ったシャンプーの方法も頭皮に炎症を引き起こし赤い頭皮を生みだしてしまう要因になります。
皮脂の過剰分泌による炎症
頭皮からは本来必要な分の皮脂が分泌され、頭皮表面をしっかりと多いバリア機能や免疫機能の役割を果たしています。
しかしさまざまな要因で皮脂が過剰分泌されてしまうと、今度はその必要であったはずの皮脂が頭皮に取って刺激物となってしまうのです。
毛穴詰りはもちろん、頭皮の炎症、雑菌の繁殖、においやフケなどの要因になり、頭皮が赤くなるようなトラブルへと発展してしまいます。
紫外線による日焼け
紫外線によって日焼けすることによっても頭皮が赤くなる場合があります。
肌同様、頭皮に取っても紫外線は多大なダメージを与えるものであり、頭皮も日に焼けることによってトラブルが起こりやすくなるのです。
女性に多い血行不良
頭皮は体の部位の中でも特に最も上の方に位置する上、もともと張り巡らされている血管も非常に細いという特徴があります。
そのため、頭皮はしっかりと血液がめぐらされていても白いという状態がごく普通となっています。
逆に本来白い状態が普通である頭皮が赤いということは、異常な状態を示していて、血流も滞り血行不良を招いているという状態になっています。
アレルギーによる炎症
皮膚同様、アレルギーのある人は頭皮がアレルギー症状で赤くなるという場合があります。
自分が皮膚疾患に敏感、アレルギーを持っているという場合には、アレルギー反応で赤くなっているのか、頭皮トラブルなのかをしっかり見極める必要があるといえます。
ヘアカラー剤による炎症
ファッションの一部として髪を好みの色に染めている人、そして白髪染めなどを利用している人は、ヘアカラー剤に含まれている化学物質の成分も頭皮の炎症を引き起こす可能性があると考えておきましょう。
ヘアカラー剤を使用した後は、頭皮が赤くなっていないかどうか確認するようにすると良いでしょう。
湿疹がある人は要注意
頭皮が赤い、さらに湿疹があるという人は要注意だといえます。頭皮にある湿疹は脂漏性皮膚炎による湿疹であることが多いからです。
脂漏性皮膚炎になるとかなり強いかゆみと大量のフケが発生し、もはやセルフケアではどうにもならないという状態になっています。
頭皮が赤い原因も頭皮に生息しているカビや常在菌が悪さをしている可能性も捨てきれず、ただの炎症ではないというケースも少なくありません。
頭皮が赤い上湿疹がみられるようであれば、皮膚科やクリニックを受診しましょう。
頭皮が赤い時のトラブルは原因に合わせた対策・治療法を!
頭皮が赤く、何らかのトラブルを抱えているような時には、そのトラブルに合わせた対処法や治療法を実践していくようにします。
ここからは頭皮トラブルに合わせた対策・治療法を実践することが非常に重要なワケなどをご紹介していきます。
頭皮が赤い時にしてはいけないこととは?
まず、頭皮が赤い時に絶対にしてはいけないこと、避けておきたい事柄などを見ていきましょう。
頭皮が悲鳴を上げて赤い時に、その炎症を悪化させてしまう要因を取り除く、避けるというだけでも早期回復に貢献することができます。
頭皮が赤い時に注意すること
- 洗浄力の強いシャンプーや適当に選んだシャンプーをやめる
- 食生活に気をつけ、暴飲暴食などをしない
- 十分な睡眠時間の確保、ストレスを溜めないように気をつける
- 頭皮を紫外線にさらさない
- ヘアカラー剤を使用したリ整髪料を使用したりしないようにする
- 洗髪の際に頭皮を優しく守るように洗い、刺激になるような洗い方を避ける
- 頭皮の乾燥を予防する
まずは頭皮が赤い原因を突き止めること
頭皮が赤い時に気をつけることに注意し、頭皮が赤くなる要因を避けることで、頭皮が赤い原因を突き止めることも可能です。
例えば、シャンプーを変えることで赤みが改善すれば、それまでの頭皮の赤みはシャンプーが原因だったと判断することができます。
同様にして食生活や生活スタイル、紫外線ダメージ、ヘアカラー剤、髪の洗い方など、さまざまな部分を改善していくことによって頭皮の赤みの具合を見極め、頭皮が赤い原因を突き止めていくようにしましょう。
頭皮の保湿ができる化粧水でケア
そして日ごろ頭皮が赤くならないようにさまざまなことに気をつけるのと同時に、頭皮の保湿をするための化粧水でしっかりとケアしておくということが重要です。
頭皮は乾燥がたくさんのトラブルや問題の引き金となる場合が多く、乾燥を予防することでこうした症状があらわれるのを回避することができるからです。
普段からしっかりと頭皮の保湿ができる化粧品でケアしておくこと、日常的に頭皮に潤いを与えておくということが大切なのです。
もしも何もせず頭皮が赤いままでいると…
頭皮が赤いという状態を放置してしまうと、その後深刻な頭皮トラブルに発展していくことが多くなります。
ここからは頭皮が赤いにもかかわらず、そのまま何もしないでいた場合に負うリスクについて見ていってみましょう。
かゆみやフケをともなう
頭皮が異常をきたしていることで、当然かゆみやフケなどに悩むようになります。
日常生活に支障をきたすような頭皮のかゆみ、そして異常な量のフケなど、日々を快適に過ごすとは程遠い生活を送らなければならなくなります。
脂漏性皮膚炎などの病気の原因
さらに深刻な頭皮の状態になり、頭皮が乾燥しすぎてしまうと、皮脂が異常に分泌されるようになり、その皮脂が原因となる脂漏性皮膚炎という頭皮の病気になってしまう可能性も高くなります。
脂漏性皮膚炎になってしまうと、もうセルフケアや市販の塗り薬などでは到底対処できないほどの頭皮トラブルとなるため、皮膚科やクリニックを受診せざるを得ないということになります。
また脂漏性皮膚炎が完治するまでには、比較的長期にわたった治療を必要とすることになるでしょう。
ハゲる?薄毛や抜け毛のきっかけに!
頭皮トラブルは、髪の毛を生やすという本来の頭皮の機能も奪ってしまうことがあります。
頭皮が健康であるからこそ、健康的で丈夫な髪の毛が生えるのです。
頭皮が赤く炎症を起こしているような状態では、新しい健康な髪の毛を生やすことも、そして今ある髪の毛を健康的に維持することも難しくなり、やがて薄毛や抜け毛でも悩むようになってしまいます。
まとめ
頭皮が赤い状態は、自分では気が付きにくいため症状が進行してから気が付くというケースが多くなります。
健康な髪の毛、艶やかな髪の毛の維持のためにも、髪の毛のケアだけでなく頭皮の状態も定期的にチェックして、自分の頭皮が今どのような状態になっているか、赤く炎症を起こしていないかなどを確認してみるようにしましょう。
そして頭皮が赤い場合には早急に対処し、それ以上深刻な肌トラブルを招くことがないように配慮しましょう。
ミランダ
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