黒髪を明るくカラーしたり、ブラウン系の髪色を暗めに染めた時…。
1ヶ月も経たないうちに、あっという間にもとの髪色に戻ってしまった!なんて経験、ありませんか?
実は、ヘアカラーをしたときの髪色を長持ちさせるためには、毎日のバスタイムで使うシャンプー選びにもポイントがあるんです。
ここでは、ヘアカラーを長持ちさせるシャンプーなど、情報満載でお届けしていきます♪
カラーはなぜ色落ちするの?
ヘアカラーの色が長持ちしない原因はいろいろありますが、それぞれの個人の髪質によって、抜けやすかったり、色が入りにくいことも。
日本人の髪質って、もともととても染まりにくい性質を持っているよう。
日本人の黒髪は、外国人の髪のように色素が薄くないため、ヘアカラーをしても色が入りにくく、色落ちしやすい性質があります。
また、いつも使っているシャンプーが洗浄力が強い製法をされていると、色が抜けやすいことも明らかになっています。
褪色のメカニズム
ヘアカラーが褪色してしまうのは、わたしたちが持っているメラニン色素を破壊して、髪のスキマにできた部分にカラーを入れても完全な定着が難しいのです。
そのため、染めた当日から徐々に褪色してしまうこともあり、染めた時のカラーと全く違った色に変化してしまうことがあります。
褪色の要因
ここで、ヘアカラーが褪色してしまう原因をわかりやすくまとめてみました。
シャンプーによるもの
前項でもお伝えしましたが、ヘアカラー用のシャンプーではなく、髪の汚れを落とすことに特化して製法された洗浄力の高いシャンプーによってカラーの色素も一緒に洗い流されてしまいます。
紫外線やヘアアイロンの熱によるもの
熱に弱いタンパク質からできている髪は、紫外線やヘアアイロンなどの熱ですぐに破壊されてしまうデリケートな性質を持っています。
ブリーチした髪の毛は特に色落ちしやすい
髪の内部は、もともとはメラニンという色素が詰まった状態になっています。
この状態の場合は、カラーが抜けても元の色素が残ります。でも、ブリーチをした髪は、中身が空洞になっている状態のため、水に濡れただけででカラーが抜けやすい性質を持っています。
カラーを長持ちさせるシャンプーの選び方
続いては、ヘアカラーの色落ちに悩む女性のみなさんが、もっとも気になるポイント、カラーを長持ちさせるシャンプーの情報をたっぷりとご紹介していきます♪
シャンプーの成分に注目
ヘアカラーをできるだけ長くキープするためには、シャンプーの配合成分にも目を向けてみることがポイントです。
意外と知られていませんが、シャンプーの成分によっては長持ちできるもの・色落ちしやすいものと種類が分けられています。
次項で、シャンプーの長持ち成分をわかりやすくご紹介していきます。
高級アルコール系シャンプー
ドラッグストアなどでも販売され、多く使われているのが高級アルコール系のシャンプー。
ラウリル硫酸ナトリウムやラウレス硫酸ナトリウムなどの界面活性剤を含み、洗浄力が強いことから、ヘアカラーの褪色も早いデメリットがあります。
石鹸系シャンプー
石鹸系のシャンプーは、古い時代から多くの人に親しまれ、昔からある自然の石鹸をベースとして製法されています。
洗浄力は比較的強めですが、高級アルコール系シャンプーよりは、ヘアカラーした髪に合うシャンプーとなっています。
アミノ酸系シャンプー
注目のアミノ酸系シャンプーは、グリシン・メチルアラニン・グルタミン酸・メチルタウリン・サルコシンなどの添加物が配合されていますが、頭皮やヘアカラーをした髪には比較的やさしい成分です。
他のシャンプーと比べると、洗浄力は弱めのため、ヘアカラー後に傷んでしまった髪をいたわり、カラーを長持ちさせ、頭皮にもやさしい製法となっています。
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おススメはヘアカラー用シャンプー
ヘアカラーをした髪にもっともオススメなのが、ヘアカラー用シャンプーです。普通のシャンプーとは次のような違いがあります。
- 色素が流出することを防止できる成分が豊富に含まれている
- ヘアカラーの色素を結合させる成分が配合されている
- ヘアカラーの髪を健やかにするアミノ酸系の成分が含まれている
- ヘアカラーの色や髪質を保護する成分が豊富である
カラーを長持ちさせるシャンプーのコツ
ここでは、ヘアカラーを長持ちさせるためのシャンプーのコツをご紹介!
決して難しいノウハウは何もないため、すぐにマスターできます♪さっそくチェックしていきましょう!
ヘアカラーした日は髪を洗わない
ヘアカラーを長持ちさせるためのシャンプーの方法として、ネットや雑誌などでも推奨しているのが、ヘアカラーの当日のシャンプーを避けること。
髪にカラーがきちんと入り、キレイに馴染ませるためには、24時間以上の時間がかかるのです。特にカラーリング後の1週間ではもっとも色落ちしやすい期間となるため、ヘアケアは慎重に行いましょう。
38℃のぬるま湯で洗う
この情報も、ヘアカラーの専門的な知識があって、長持ちさせるシャンプーノウハウを持っている美容師さんも推奨している事柄です。
熱すぎるお湯では、熱に弱い色素が抜けてしまいやすくなります。シャンプーをするときは、ヘアカラー後の24時間以降、38℃のぬるま湯がベスト!
ぬるま湯であれば、カラーが洗い流されてしまうことをはじめ、乾燥などの髪トラブルも予防することができます。
シャンプーをしすぎない
ヘアカラーをすると、どうしてもシャンプーをしすぎること、ありませんか?
これは色が早く抜けてしまう原因になるため、2度洗いはしないことをしっかりと覚えておきましょう。
また、ヘアカラーをしているときは、ヘアスプレーやワックスも控えるのがベスト。
デリケートな状態にあるカラーリングをした髪の健康を守るためにも気をつけるべきポイントです。
カラーを長持ちさせるドライヤーのかけ方
ヘアカラーを長持ちさせるためには、あのドライヤーにもポイントがあることをご存知でしたか?
ここでは、ヘアカラーを長持ちさせるために、ドライヤーノウハウをわかりやすくご紹介していきます。
ドライヤーをかける前に
ドライヤーって、ヘアカラーの色を抜けやすくしてしまうのはもちろん、熱を与えることで乾燥しやすい髪質へと変えてしまうデメリットがあります。
そんなデメリットをなくすためには、タオルドライ後に、洗い流さないトリートメントで髪をいたわり、ドライヤーの熱から髪を守るようなケアをしましょう。
10cm以上離してかける
ドライヤーをかけるときには、最低でも髪から10cm以上離しましょう。
また、温風と冷風を交互にあてると、ヘアカラーをした髪にツヤが出て、さらさらの仕上がりになります。
8割以上乾かす
ヘアカラーをした髪にドライヤーを当てるときには、8割以上乾かすことを目安に行いましょう。
髪が生乾きのままの状態では、髪を守るキューティクルが傷つきやすくなったり、ヘアカラーが色落ちしやすくなってしまいます。
そのため、自然乾燥は絶対にNGであることを知っておきましょう。
アイロンを使うなら設定温度に気をつける
ヘアアレンジのためにもしアイロンを使用するときには、設定の温度にも気を配りましょう。
適切な温度は170℃以下。さらに、熱をあてる時間の目安は、170℃に対して2~3秒が理想です。
180℃以上などの高温で、同じ部分に何度もあてたり、長い時間あて続けてしまうことで髪の色が抜けたり、変色してしまう恐れがあります。
カラーを長持ちさせる染め方
では、ヘアカラーを長持ちするためにはどんなケアが必要になるのでしょうか?
ここで、ヘアカラーをなるべく長くキープするためのとっておきのノウハウをご紹介していきます♪
1トーン暗めの色で染める
トーンを暗めのカラーにして染めると、もともとの髪色と上手く馴染んでいくため、色落ちしてしまってもあまり目立たず、髪色がムラになってしまうようなトラブルが少なくなります。
明るめのカラーほど、もとの髪の暗い色を目立たせてしまうため、チョイスするカラーのトーンにも目を向けてみましょう。
長持ちする色で染める
長持ちする色は、自身の髪色になじみの良いカラー。
まずは、自身の髪色と、チョイスしたヘアカラー商品を見比べて、なじみの良いカラーなのかしっかりと見極めをしてみましょう。
不安な場合は、美容室のスタッフに相談すると、思い通りで色落ちしにくいヘアカラーができます。
茶系が長持ちしやすい
ダークブラウンなどの茶系は、黒髪とも相性のいいカラーです。
茶系は豊富なカラーのラインナップがありますが、特にダークブラウンは色落ちをしても、もともとの髪色となじみやすく、不自然になってしまうことがありません。
色落ちのトラブルを最大限に防ぐために、まずは茶系のカラーを選んでみましょう。
人気のアッシュは色落ちしやすい
日本人に人気のアッシュカラーは、個人差はあるものの、色落ちがしやすいのです。
その理由は、日本人の髪質がもともと、赤のメラニン色素が多いことから、グリーン系のアッシュカラーが入りにくいことにあります。
またブラウン系のカラーよりも熱や紫外線に弱く、色落ちしやすい性質を持っています。
カラーを長持ちさせるためにできること
最後に、カラーリングした髪色を長持ちさせるため、ライフスタイルでできることをご紹介していきます。
何気なく過ごしているライフスタイルの中に、髪色をキープできるヒントがいくつもあるため、ぜひ参考にして今日からさっそく実践してみましょう♪
紫外線対策
ヘアカラーを長持ちさせ、いつもキレイな髪色をキープするためには、髪への紫外線対策が大切です。
髪はダイレクトに紫外線を浴びやすいパーツのため、日傘や防止を活用して紫外線対策を行いましょう。
今では髪に使用できる日焼け止めスプレーも豊富にラインナップされているため、スキマ時間を使ってリサーチしてみましょう。
シャンプーの前にオリーブオイルでヘアパック
シャンプー前に、オリーブオイルでヘアパックをすると、ビタミンEの抗酸化作用で若々しい髪質へと導きます。
馴染みの良いオリーブオイルは、乾燥しがちなカラーリングの髪にうるおいを与え、長時間の保湿が可能になります。
ヘアカラーをした髪にツヤを与えるので、よりキレイな髪色を演出できます。
パーマは間隔をあける
ヘアカラーをしているとき、パーマをかけることは美容室でもオススメしていないところが多いです。
ヘアカラーをした髪にパーマをかけてしまうと、髪が傷んだり、髪色が明るくなりすぎてしまうリスクがあります。
どうしてもパーマをかけたいときには、ヘアカラーをした髪の状態が落ち着いたタイミングにしましょう。
まとめ
ヘアカラーを長持ちさせるのは、シャンプーの選び方の他にも、ライフスタイルでもたくさんのポイントがあるんですね!
女性にとって命でもある髪をよりキレイに見せるため、ヘアカラーとシャンプーの選び方、ライフスタイルでの過ごし方をもっと勉強していきましょう♪
吉川みさと
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