年齢が何歳であっても、白髪はあってほしくない厄介者ですが、高校生のような若い世代に出現する若白髪は、日常生活や人間関係にも支障をきたすほど気になってしまうものとなります。
友達からまだ高校生なのに若白髪を指摘されて恥ずかしい思いをしたことがある高校生にとって、若白髪を改善する、目立たなくするための方法は、大切な青春時代を滞りなく生活するために必須項目となる事でしょう。
そこで今回は、高校生で若白髪に悩む人のために、若白髪になってしまう原因と簡単にできる改善法や対策をご紹介していきます。
中学生・高校生なのに若白髪が増えている!?
基本的に白髪は30代から40代にかけて目立つ人が増えてきます。
しかし最近では、若い年代であるにもかかわらず白髪に悩む人が増加しているという傾向があります。
高校生だけでなく、まだ中学生といった10代前半でも若白髪という人も多く、若白髪に悩む人の割合は今後増えていくと言われています。
SNSでも若白髪に悩むツイートが目立ちますね。
https://twitter.com/acerola_irasuto/status/1042219473179041792
女子高生の黒い染髪問題で思い出したが、中学の同級生が若白髪だった。勿論校則で染髪禁止だったが、その子にだけは先生が染めて良いって言ってきたらしい。先生は気を遣ったつもりらしいが、逆に彼女は傷ついてた。
— uni1000yama1000 (@uni1000yama1000) October 30, 2017
https://twitter.com/sano_mtk/status/510624580885417985
若白髪の民はつらいよな、、、私は染めて誤魔化してるけど
— くりーど (@sy_kuririn) November 28, 2018
22歳にして
白髪染めしたら と言われる
若白髪の多さに悲しくなる←— ゆぅ (@smile_P7) November 20, 2018
中学生・高校生の若白髪の原因とは
巷では、良く白髪を抜くとどんどん増えてしまうといううわさもありますが、実はこれについての科学的根拠は存在しないのが現状です。
白髪は抜くから増えるのではなく、本当は次第に年齢を重ねていって増えているという自然現象を、抜いた後でさらに他の白髪を発見する頻度が高くなることで、抜いたために増えたという誤解から生じたということになります。
白髪は抜いて増えるのではなく、相対的に年齢を重ねて各器官が衰えていくのと同じように、毛穴や毛母細胞、メラニンなどが加齢によって機能低下を起こしているために増えていくということになるでしょう。
高校生で若白髪が急に増えたら病気かストレスを疑おう
しかし加齢に全く関係のない高校生であるにもかからわず、すでに白髪に悩むという場合、他の原因を考えておく必要があるといえます。
特に高校生で若白髪が急激に増えたという状態では、病気または強いストレスを疑うべきだといえます。
スマホで眼精疲労
また高校生という年代は、スマートフォンをフル活用している世代ともいえるでしょう。スマホが日常生活になくてはならないものとなっていて、スマホのない生活は考えられない世代です。
そして高校生はスマホの使用時間がかなり長いという点も、若白髪を助長する要因である可能性も高いでしょう。
小さな画面に長時間集中する必要があり、体にも精神にもかなりのストレスや疲労が蓄積しているといえます。また体を動かすことがなく、長時間同じ姿勢や体勢でいることが多いため、血行も悪くなりがちです。
健康で健やかな髪の毛を維持するためには、血行不良は大敵です。スマホのヘビーユーザーである高校生は、スマホで血液循環が滞りがちになることが若白髪の原因の一つといえるでしょう。
ブルーライトで睡眠不足
またスマートフォンやパソコンのブルーライトも、睡眠を妨げ若白髪の原因となる場合があります。
スマートフォンやパソコンの画面から発生しているブルーライトは、寝つきを妨げ睡眠の質を落とすという事がわかっています。睡眠中はさまざまなホルモンが分泌され、細胞や体の各機能を健康に維持しています。
寝る前にスマホで友達とラインで盛り上がる、スマホのゲームのし過ぎによって、睡眠の質が低下すると、健康な体や細胞、機能を維持するためのホルモンが不足してしまい、白髪になりやすくなります。
過度のダイエットや食生活の乱れが原因
またダイエットも白髪の原因を作り出します。昨今のダイエットブームは、高校生や中学生の間にも浸透し、たくさんの人が様々なダイエットに取り組んでいます。
それほど体型が崩れていたり、極度に肥満というわけではない、むしろ現代の高校生はかなりスリムな人も多いものです。しかしそれでもたくさんの高校生が、意味のないダイエットに取り組み、わざわざ健康を手放すような行動をとっているというのが現状です。
過度のダイエットやダイエットによる食生活の乱れも、細胞本来の働きを阻害し、若いにもかかわらず白髪を生やしてしまうという原因だといえるでしょう。
頭皮へのダメージ
身だしなみやヘアスタイルにこだわる年齢であるからこそ作り出してしまう若白髪の原因もあります。
高校生であれば当たり前に毎日行っている、整髪料を付ける、コテやヘアアイロンを使うという行為自体が、頭皮や髪の毛に大きなダメージを与えることになっています。
さらにパーマをかける、髪を染めるという行為も、髪の毛ならびに頭皮に重大で深刻なダメージを与えているといってよいでしょう。
絶対ダメ!若白髪は抜いても良いことなし
しかし高校生で若白髪が生えていると、そこだけピカピカと光っていて、どうしても気になってしまうものです。
今すぐ何とかしたいと考える人も多いため、見つけるたびに抜いて対処しているという人も少なくありません。
しかし、若白髪を見つけるたびに抜いてしまうという事は、将来的に大きなリスクを背負うことになります。
若白髪を抜くと黒髮復活の可能性ゼロ
若白髪に限らず、髪の毛を無理矢理に抜くという行動は、黒髪復活の可能性を逃がしてしまうという事につながります。
若白髪は遺伝性のもの以外は、原因が改善されることによって途中から黒髪に代わることもあります。
先の方は白髪として生えているけれど、途中から白髪の原因が解消されて黒髪に戻るという事も少なくないのです。
抜いてしまうとそんな黒髪復活の可能性さえ0にしてしまうことになります。
ダメージを受けた毛穴から髪の毛が生えなくなる!?
若白髪を繰り返しぬいてしまうこと柄、髪の毛が生えなくなってしまうという場合もあります。
繰り返し白髪を抜くことで、毛乳頭、毛母細胞、毛細血管がそのたびに大きなダメージを受けることになります。
何度も繰り返される大きなダメージによって、その毛穴の機能が失われ、毛穴から毛自体が生えなくなってしまうこともあるのです。
高校生がやるべき若白髪の改善方法
若白髪に悩む高校生は、どのような白髪改善方法を試したらよいのかについて見ていってみましょう。
高校生でもすぐにできる対策から、毎日コツコツと気を付けて取り組むべきことまで、いくつかの改善方法をご紹介します。
増やしたくないなら根本的な原因を改善
若白髪をこれ以上増やしたくないのであれば、根本的な原因を究明し、その原因となる事柄を改善することが最優先課題だといえます。
まずは若白髪の根本原因を改善し、白髪の原因を排除できる対策を試してみましょう。
メラニン細胞が若白髪を予防するポイント
まずはメラニン細胞が自身の役割を果たすことができるような環境つくりをしてみましょう。
メラニン細胞が髪の毛の黒い色となる色素(メラノサイト)を作るためには、体内の血液に乗って流れてくる栄養をしっかりとキャッチしなければなりません。
血液が運んでくる栄養素を効率よく取り入れ、色素の元を作るという働きが滞りなく遂行される必要があるのです。
頭皮マッサージで血行促進
頭皮マッサージは、頭皮の血行を促進し、血液中に含まれる頭皮への栄養成分をしっかりと運ぶという効果があります。
血液の流れがよくなれば、頭皮に十分な栄養や酸素、水分が運ばれ、頭皮や毛穴、細胞本来の働きができるようになり、若白髪を改善していくことができるでしょう。
▼白髪の予防に効果のある頭皮マッサージのコツを詳しく紹介しています。
よく食べよく寝る
血液中の栄養素が不足していては、どんなに血行促進をしてもあまり意味がありません。
よく食べてよく寝ることで、血液中の栄養素の量や質もアップ、頭皮環境や毛穴の働きを促進する成分を含むことができます。
高校生で数本の白髪に悩んだら短く切ろう
高校生でまだ数本の若白髪に悩んでいるようであれば、白髪だけを短く切るという方法が得策だといえます。
抜いてしまうと今後抜け毛や薄毛に悩まされることになりますし、放置していては気になって仕方がないものです。
頭皮や毛穴にも全く負担がかからない、それでいていつでもすぐにできる対策、それが短く切るという方法なのです。
数えきれない若白髪は染める
切ることが難しいほど数えきれないたくさんの白髪があるという人は、白髪を染めてしまいましょう。
若白髪は一般的な白髪染めの方法と同じように染めることができますが、染めるときには以下のような注意点を守りましょう。
白髪染めは髪に優しいものを選ぶ
白髪染めの成分の中には、かなり肌刺激や身体への影響が強いものも含まれています。
高校生でまだ成長段階の不安定な頭皮に対して、悪影響を与えたり刺激となってしまう成分もありますので、白髪染めを選ぶ際には、なるべく紙や頭皮に優しい成分でできたものを選びましょう。
パッチテストをする
白髪染めのパッチテストは必ず行ってアレルギー反応やアレルギーの有無を確認するようにしましょう。
体に合わない成分やアレルゲンが含まれていた場合、最悪アナフィラキシーショックを起こしてしまうこともあり危険です。
最初は親と一緒に染める
体に与える悪影響やアレルギーや皮膚トラブルなどが心配なので、初回は親と一緒に染める方が良いでしょう。
親であればアレルギー反応の有無に対しても確認しやすいですし、染め方も知っている人が多いでしょう。
初めてでまだ不慣れな高校生が一人で染めるよりは、かなり安全で安心して染めることができます。
ヘアアレンジで隠す
白髪が目立たないようなヘアアレンジで、白髪を隠すという方法も有効です。
髪型やアレンジ方法で隠すことができれば、切る必要も染める必要もなく、さらに非常に安全です。
まだ白髪が比較的少ない人や、白髪の生えている部分がヘアアレンジで隠せるような場所にあるという人には、かなり有効な手段だといえるでしょう。
カチューシャとかターバンで隠す
カチューシャやターバンをすることで、白髪を隠すこともできます。
ヘアアレンジよりももっと自分らしいヘアスタイルを楽しむことができますし、カチューシャやターバンの色も楽しめるという方法でです。
白髪のある部分を隠すだけでなく、カチューシャやターバンの色合いによって肌色を綺麗に見せたり、白髪に目が行かないようにすることもできます。
白髪があると見た目が老けた印象になってしまうことが多いものですが、カチューシャやターバンを利用することによって高校生らしい若々しさを取り戻すこともできます。
学校で注意したいこと
高校生で若白髪の人が気になるのが、学校での生活のことです。
学校で友達に白髪を染めていることがわかってしまうことはもちろん、学校側にバレてしまうとどうなるのでしょうか。
高等学校の中には、おしゃれ染めで髪の毛を染めることを禁止している学校もあります。
白髪染めも髪の毛を染めることになりますから、校則違反を犯してしまい何らかの処分を受けるということにはならないのでしょうか。
友達にバレない?
まず白髪を染めていることが友達にバレないかどうかですが、トリートメントタイプの白髪染めのようなタイプであれば、回数を重ねることで徐々に染まりだすので、いきなり白髪が黒くなる事はありません。
しかし一般的に高齢者が白髪を染めたときのように、いかにも白髪染めをしましたというようなあからさまな仕上がりになる事がありません。
自然でナチュラルな色に仕上がるため、非常に目立ちにくくすることができます。
色移りはしない?
気になる色落ちや色うつりですが、トリートメントタイプの白髪染めをしても、普通の学校生活で色落ちしたり色うつりしたりする心配は全く無いといってよいでしょう。
学校にバレると後がない!校則は大丈夫?
学校に髪の毛を染めるという行為が校則違反となるかどうかですが、多くの高校で毛染めは校則で禁止していますが、おしゃれ染めと白髪染めは全く異なるものです。
同じ毛染めとして扱っている学校はほとんどなく、若白髪という事情を話すことで問題なく染めても良いという許可が下りる可能性は高いです。
おしゃれ染めでお洒落を楽しむのではなく、本来であればまだ白髪の出ない年齢にもかかわらず、何らかの原因によって白髪が生えてしまう若白髪という症状に困って悩んでいるのですから、滞りなく高校生活を過ごすためには白髪染めが当然必要となるからです。
まとめ
高校生で若白髪が発生してしまう人には、ストレスや生活環境、ライフスタイルの中に何らかの原因があるかもしれません。
遺伝、食生活の乱れ、ダイエット、睡眠不足やスマートフォンやパソコンなど、原因となるものを改善してみて白髪が減っていくかどうかを試してみましょう。
どうしても白髪が無くならない場合には、ヘアスタイルや白髪染めなどで対処し、白髪を気にせずに高校生活をエンジョイできるようにしましょう。
吉川みさと
最新記事 by 吉川みさと (全て見る)
- 白髪染めシャンプー染まる?頻繁に染めたくない傷んだ髪に効果的な使い方 - 2019-02-06
- 【高校生の若白髪】キラキラ光って恥ずかしい!気分上がる白髪の改善法 - 2018-11-28
- 手軽さが人気の泡の白髪染めってどうなの?クリームとの違いと失敗しないコツ - 2018-11-02
- 妊娠中のヘアカラーは我慢?!ひどいプリンを綺麗にする5つのアドバイス - 2018-10-16
- アトピーでも使える「くろめヘアカラートリートメント」のかぶれない理由と購入方法を調べてみました - 2018-09-21