年齢を重ねると、ちらほらと目立ち始める白髪…。
白髪がある女性は、実年齢よりも+7歳も老けて見えてしまう統計があるほど、このエイジングサインは深刻な悩みですよね。
そんな中、今回フォーカスを当てる泡タイプの白髪染めは、まるでシャンプーをするように白髪をキレイな髪色に仕上げてくれるとっておきのアイテム!
泡タイプの白髪染めに興味を惹かれているみなさんや、白髪を染めることが初心者にもわかりやすい、このアイテムの特徴やメリットについてご紹介します。
手軽にムラなく染められると人気の泡の白髪染めって?
泡タイプの白髪染めは、TVCMやインターネット、人気女性誌の広告など、あらゆるメディアで大きく宣伝されていますよね。
手軽さと、白髪染め初心者の方にもカンタンなこちらの泡タイプには、オーソドックスなクリームタイプとは違った魅力のポイントがたくさんあるんですよ。
泡をもみ込むだけで、ムラなく染められる
泡の白髪染めは、毎日行うシャンプーとほとんど同じ方法。
テクスチャーに伸びがあり、髪にもみこむだけで内側にまで泡が取り込まれるので、白髪染めの方法で一般的な、ブロック分けをする必要もありません。
後頭部もシャンプーするように染められて、乳液タイプの白髪染めと比べると、液だれしにくいこともあり、初心者でも失敗しにくい使いやすさがポイントです。
全体染めに向いている
白髪はあっという間に増えて、髪全体に広がっていることが多いですよね。
泡でできた白髪染めは、テクスチャーが持つ性質上、髪全体を染めることにマッチしています。
わたしたちが良く目にする白髪染めの商品、ビゲンやブローネは、全体染めを想定して、1回使い切りタイプのこだわりの製法がなされているんですよ。
市販の泡の白髪染めは2剤式が中心
ドラッグストアやマーケットの化粧品売り場をチェックしてみると、本当にいろいろな種類の白髪染めがラインナップされています。
身近な店舗で購入できる市販の泡の白髪染めは、2剤式がメインとなり、2液を泡にして染めるヘアカラータイプの永久染毛剤。
使用わずか1回で白髪をキレイに染め、若白髪に悩む世代の方にも嬉しい、アッシュなどのカラーバリエーションが豊富にラインナップされています。
使い切りタイプと取り置き可能タイプがある
泡タイプの白髪染めには、1回使用の使い切りタイプ、何回かの使用ができて、保管可能なところが便利な取り置きタイプの2種が展開されています。
1回使用の使い切りタイプの白髪染めは、髪を染める前に2液をポンプに入れ、全量使い切る種類。
ワンプッシュで2液が混ざり、残った液体をとっておけるのが、便利でコストパフォーマンスにも優れた取り置きタイプとなっています。
ワンプッシュ:シエロムースカラー、サロンドプロ泡のヘアカラー
メンズ用も発売されている
豊富なラインナップがある白髪染めは、どちらかというと女性に特化されているなど、専用のくくりがありますよね。
ですが、今ではメンズ用の白髪染めも徐々に販売が増えてきているんです。
男性の多くは髪が短いため、メンズ用の白髪染めは女性用と比べると容量が少ない特徴があります。
テクスチャーが残っても、取り置きして保管できたり、放置時間が短かいメリットがポイント。
女性用の白髪染めに比べると、カラーバリエーションが少なく、どちらかというとダークなカラーがメインとなって販売されています。
泡の白髪染めはクリームと比べて染まりが違う?
泡の白髪染めと、乳液やクリームタイプの白髪染めの両方を使った人は、どちらかというと泡タイプの染まりが悪いと感じていることが多いようです。
ここでは、泡の白髪染めと、クリームタイプの白髪染めの特徴や製法から、染まり具合の良さを検証してみました!
生え際が染まりにくい
泡のタイプの白髪染めは、泡の中に空気が含まれています。
クリームタイプの白髪染めと比べると、テクスチャーも軽く、柔らかい感じがしますよね。
クリームタイプの白髪染めは、テクスチャーが濃厚で硬さがある分、髪にしっかり密着できます。
泡のタイプの白髪染めは、空気を含んだ軽いテクスチャーのため、髪への密着度が弱く、染まりが弱いといったウィークポイントがあります。
リタッチが難しい
泡のタイプの白髪染めは、テクスチャーが浸透しやすいメリットがあるものの、その分塗り分けが難しいデメリットもあります。
リタッチや部分染めをするのなら、髪への密着度が高いクリームに軍配が上がってしまいますね。
髪や頭皮により大きなダメージ
泡タイプの白髪染めは、泡の持つ性質上、髪と頭皮のダメージに特化されたトリートメント成分が少ないこともあります。
トリートメント成分が少ないと、髪と頭皮に必要なうるおい・栄養を与えることができないため、髪がきしみやすくなったり、頭皮がデリケートになってしまう心配も。
泡タイプの白髪染めは、髪に揉みこむ使い方なので、クリームよりも摩擦による刺激がかかり、与えてしまうダメージが大きくなってしまうのです。
色落ちも早め
泡タイプの白髪染めは、テクスチャーの髪への密着度が弱いこと、傷みが大きいため、カラーが抜けやすいデメリットもあり、クリームの方が長持ちしやすいといわれています。
泡の白髪染めで失敗しないコツ
ここまでにご紹介した泡タイプの白髪染めのウィークポイントを、なるべく出さないためには、失敗しないコツをしっかりと把握しておくことがポイント。
泡タイプの白髪染めでも、使い方によってはムラのある染まりになってしまうなど、失敗する可能性もあることを知っておきましょうね。
少し明るめの色を選ぶ
白髪は、どちらかというと、明るい髪色よりも黒い髪色に目立って見えることが多いですよね。
白髪染めが同じカラーであっても、黒髪の割合がもともと多い人は、その分暗めの仕上がりになってしまい、暗く染まった髪をあとから明るくすることは難しいといわれています。
このようなことから、泡タイプの白髪染めをチョイスするときは、髪の色素を薄めに仕上げ、白髪を目立たなくさせる明るめのカラーを選ぶようにしましょう。
しっかりボトルを振る
泡タイプの白髪染めは、2液をしっかりと混ぜることがキレイな髪色に仕上げるコツです。
ボトルの中に2液を入れたら、しっかりとキャップをして細かくスピーディーにボトルを振り、ムラなく混ぜ合わせることを意識しましょう。
白髪染めのパッケージには、30回以上大きく、細かく振ることが記載されている商品も多くなっていますよ。
たっぷり使う
泡をたっぷり使うほど、髪の広範囲にわたって浸透ができ、ダメージも少なくなります。
取り置きができるタイプの白髪染めでも、ケチらずにたっぷりの量で染めると、ムラが出にくく、髪や頭皮のダメージも抑えられるため、多めに塗ることを心がけてみましょう。
ラップは使わない
白髪染めを使うと、ラップをすることが定番のイメージを持ってしまいますが、泡タイプの場合はラップを使わないことがベスト。
ラップをしてしまうと、泡が立って浸透がスムーズにならなくなったり、髪と頭皮に刺激や余計な摩擦を与えてしまうことにつながります。
また、ラップを使うことで空気がこもった状態になってしまい、頭皮や髪が湿気でべたべたする不快感を感じてしまうデメリットも心配です。
泡タイプの白髪染めの代表的な商品、ビゲンには、髪を染めた後の放置時間中に、ラップを使わないようにといった注意書きがパッケージに記載されています。
「空気で染める」泡の白髪染めなら髪は傷まない?
空気で染めるという、興味深いキャッチフレーズが魅力の泡タイプの白髪染め。
泡タイプの白髪染めは、使われている酸化染料が、空気にふれることで染まる、1剤式の永久染毛剤でもあります。
髪と頭皮に負担をかけてしまう、色を抜くための脱色剤は使われていないので、髪の痛みは2剤式の白髪染めに比べると、おさえられることがあります。
テクスチャーが軽く、クリームタイプよりも髪への密着度が弱い分、与えられるダメージも最小限におさえられるので、頭皮や髪の健康を特に気にする人にも、泡の白髪染めは安全性が高いといえます。
ですが、ジアミンという強い薬剤がブレンドされているので、アレルギー体質の人は使用ができません。
泡タイプの白髪染めは、黒髪をそのままのキレイなカラーに維持し、白髪が生えているパーツのみを1度でしっかりキレイに染めたい人にベストマッチした種類となっています。
泡で染めるなら髪や頭皮にやさしいトリートメントタイプがおすすめ
泡のタイプの白髪染めは、今では種類も本当にいろいろ。
泡タイプの白髪染めは、過酸化水素やジアミンといった、髪と頭皮に必要なうるおい・栄養を奪ってしまう添加物を含んでおらず、白髪にのみ発色できる特徴があるので、部分的な白髪染めや、リタッチにもとても使いやすいメリットがあります。
毎日行うシャンプーのように、髪を洗うイメージで使えて、テクスチャーの伸びが良いことからムラになりにくく、使用方法もカンタン!
泡タイプの白髪染めは、染まりや色持ちが、オーソドックスなヘアカラートリートメントより劣ってしまう点がありますが、数多くの種類がある白髪染めのなかでは、もっとも使いやすいメリットが魅力です。
まとめ
泡タイプの白髪染めをまだ使ったことがない人、クリームタイプの白髪染めばかりを使っていた人にとっては、この種類は手軽で、感じられるメリットも多いのではないでしょうか?
2剤式の泡タイプの白髪染めを使うときは、カラーをしていない髪に初めて全体染めする場合にとどめておくこともおすすめです。
吉川みさと
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