ヘナってどんな白髪染め?初めてヘナで染めるなら知っておきたい基礎知識

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安心・安全な白髪染めには、ヘナ染めがベストな選択。

ですが、オーソドックスな白髪染めと比べてみると、何となく使い方に難しいというイメージをお持ちの方が多いようです。

ここでは、髪と頭皮、さらには環境にもやさしいヘナ染めについて、知っておきたい基礎知識をずらりとご紹介します!

ヘナは植物由来の天然カラー

ヘナ染めとは、自然界に存在している植物由来のエキスをメインにブレンドした、やさしさ第一の白髪染めと言われています。

ヘナ染めには、この他にも次のような特徴がたくさんあります。

「ヘナ」という植物の葉を粉末にしたもの

世界中に自生していたヘナは、植物の葉を粉末ししたもののことをいいます。

ヘナの色素のもととなるオレンジの色素が、タンパク質でつくられている髪の毛に着色すると色がつきます。

天然のヘナは、化学薬品を用いたヘアカラーのように黒髪を明るくすることはできないものの、白髪をキレイな髪色に変える効果はバツグンに優れています。

色素が髪のたんぱく質に反応して染まる

ヘナは、色素が髪のタンパク質に反応して色を変え、染めていきます。

皮膚や爪に描く話題のヘナタトゥーもまったく同じメカニズムになっているんですよ。

ヘナには、髪の色を抜くための脱色作用はないので、黒髪には発色しません。

そのため、髪の全体の色を変えるのには向かず、部分染めの白髪にマッチしたヘアカラーとなっています。

草木染めだから、狙った色を出すことは難しい

ヘナは、髪質やダメージの大小、質や鮮度、塗布時間などのあらゆるポイントによって、異なった発色になります。

そのため、すでにヘアカラーで染まっている髪と、カラーのバランスを整えることが難しい場合もあります。

植物アレルギーでかぶれる人も

デリケートな肌質の方にも安心・安全なヘナ染めですが、ヘナ100%であっても、ときにアレルギー反応を起こす人が稀にいるようです。

ヘナ染めでかぶれてしまうほとんどは、染料のインディゴに使われている、マメ科の植物にアレルギーを起こしているため。

そのため、お蕎麦アレルギーの人がヘナ染めで白髪を染めるのは避けるのがベストといえます。

ヘナで何色に白髪染めできるの?

ヘナ染めは、100%の場合はオレンジ系のカラーにしか染めることができません。

ですが、インディゴをブレンドしたり、後で染めることによって、髪色を暗めに整えることができます。

そもそもインディゴとは、染料のネーミングであり、ナンバンアイ【木藍(きあい)】というはがメインで使われています。

髪を染めた後の放置時間や、ブレンドされた割合によって、自然なブラウンや黒にコントロールすることができます。

ですが、もともとブレンドがなされているヘナの染め料も販売されています。

ヘナ染めは、たった一度の使用でも暗めに染めることができるのですが、先にヘナで染め、そのあとインディゴで後染めしたほうが、キレイな仕上がりになります。

ヘナは髪色よりトリートメント効果を好んで愛用する人が多い

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意外に知られていないのですが、ヘナは、白髪を染める効果よりも、髪や頭皮をいたわるトリートメント作用に惹かれて愛用する人が多いんです。

ヘナがタンパク質と結びつく際、髪の表面にも絡み付いている薄い皮膜をつくり、表面をいたわりながら内部の保水力を高めてくれます。

また、過剰な皮脂が頭皮から分泌するのをおさえるための収れん作用にも優れ、毛穴を引きしめながら清潔な頭皮環境へと導きます。

オーソドックスな白髪染めでは、髪色を変える効果しか見られないことが多いのですが、ヘナ染めは、紫外線のダメージから髪を守ったり、毛穴の収れんや保水効果にも優れているため、愛用者が後を絶たないのです。

ヘナ染めにデメリットはあるの?

ここまで、ヘナ染めの情報をチェックしてみると、メリットばかりでデメリットがあるとは思えないですよね。

ヘナ染めには、意外に知られていないデメリットがいくつかあるんです。

パーマや縮毛矯正がかかりづらい

ヘナ染めをすると、髪と頭皮に十分なうるおいが補われ、保水効果が持続します。

このメリットは、パーマや縮毛矯正を行う際のウィークポイントになることが。

パーマや縮毛矯正をどうしてもかけたい場合には、ヘナ染めを行う前に済ませてしまうことが推奨されています。

カラーチェンジが難しい

ヘナは、その特性上、白髪があるパーツにのみカラーが入ります。

そのため、黒髪と白髪がある場合の全体的なカラーチェンジは難しい場合もあります。

ヘナ染めでは、特にインディゴを繰り返し使うことによって、真っ黒になった髪の色は、ブリーチをしても抜けなくなってしまいます。

慣れれば簡単!?ヘナ染めのやり方

使用方法が難しいと思われているヘナ染めですが、コツをつかむことで徐々に慣れていくことができます。

ここでは、ヘナ100%で染める場合の具体的な方法をわかりやすくレクチャーしていきます!

用意するもの

  手袋、イヤーキャップ、シャワーキャップ、ケープ

  ヘナを溶く容器(ボウルなど)、かき混ぜ棒(割りばしなど)

  塗布用のブラシ、汚れてもいいタオル

髪と頭皮をオイルで保湿

髪と頭皮に油分を補い、ヘナが頭皮へ付着することを防ぐために、最初のステップであるオイルマッサージは必須!

額など、ヘナがついてしまうそうなところにあらかじめたっぷりの量のオイルを塗っておきましょう。

さらに、新聞紙などを活用し、床を養生しておくこともオススメです。

ヘナをお湯で溶いてペーストにする

続いてのステップは、ヘナをお湯で溶かし、ペーストにしていきます。

ヘナは、熱湯にとても弱い性質を持っているので、50~60℃程度のお湯で溶くようにしましょう。

塗りやすく垂れない、マヨネーズくらいの硬さにすることを目安にしましょう。

ペーストにしてから、およそ15分ほど寝かせることも忘れずに。

ヘナを髪に塗って、2時間以上放置

ヘナを髪全体に塗ったら、2時間以上時間を空けます。

ヘナを塗布している途中、ペーストが乾いてしまわないよう、シャワーキャップをかぶってしっかりと保湿してくださいね。

ヘナが乾いてしまうトラブルを防ぐ他にも、シャワーキャップでの保湿は、成分を髪内部にまでしっかり取り込み、うるおいを逃がさない効果があります。

ヘナを洗い流す

2時間後、ヘナを洗い流すときは、一気に流さないことがポイントです。

少しずつ、ヘナを馴染ませるイメージで流し、シャンプーは使わずに、ぬるめのお湯のみを使って洗い流します。

タオルドライ後、自然乾燥

タオルドライをしっかり行い、自然乾燥をします。

ヘナにて完全な発色ができるのは、およそ48時間後といわれています。

ドライヤーを使ってしまうと、発色が弱まるので要注意です。

ヘナの色もちや使用頻度は?

ヘナは、使い始めのみ色落ちしやすいので、1週間に1回~2回の頻度で使用しましょう。

しっかりと色が染まったら、3週間~1ヶ月に1回の頻度でOKです。

ヘナよりも、インディゴのほうが色落ちが早い性質を持っているため、オレンジに染まった髪色が気になる場合は、インディゴで色をプラスすることも可能です。

石鹸シャンプーや、高級アルコール系のシャンプは、洗うとヘナの色が退色してしまうため、シャンプー選びはアミノ酸系がベストな選択となっています。

初めてヘナで染めるなら休みの前日がおすすめ

ヘナ染めをはじめて使用するあなたは、はじめから上手く仕上がることを期待しすぎないことがベスト。

使い方のコツを掴み、徐々に慣れていくことがポイントになるので、はじめてヘナを使う場合は、時間がある休みの前日がオススメとなっています。

初めてのヘナは頭皮が染まりやすい

ヘナをはじめて使うと、合成シャンプーやヘアカラーなどで傷み、乾燥した地肌をトリートメントできるメリットがあります。

このようなトラブルが多いと、逆にヘナ染めは頭皮まで染まりやすくなってしまうことが。

徐々に頭皮が染まってくるのは防げるのですが、はじめての場合は染まると思っていたほうが良いでしょう。

もし、ヘナ染めで頭皮が染まってしまっても、翌日には目立たなくなるので、休みの前の日に使うことが適しているんです。

初めてのヘナは色落ちしやすい

はじめてヘナ染めを使うと、もともと色落ちしやすい性質を持つため、服装にも気を配ることがベスト。

ヘナ染めの翌日も、汚れてもいいような服を着ておきましょう。

ヘナ染めの回数を重ねていくと、ヘナが髪に定着するため、色落ちがなくなっていきます。

髪がギシギシ、ゴワゴワ…ヘナショックの可能性

ヘナには、脱脂作用といって、頭皮や髪の油分を抜いてしまう性質があります。

ヘアカラーやパーマで傷んだ状態の髪にヘナを使うと、ごわごわしてしまうことがあるので、使用前にはオイルで油分を補っておくと、ギシギシやごわごわの対策がある程度完了します。

だるい、眠いなどの好転反応も

ヘナを使うと、ハーブの自然な作用によって、眠気やだるさを感じてしまうことがあります。

これは、ヘナが髪に浸透し、色を付けはじめている好転反応でもあり一過性もの。

副作用ではないのであまり心配しないでくださいね。

美容院でヘナ染めするなら、お店のリサーチはしっかりと!

美容院でヘナ染めを検討中のあなたは、まだまだヘナを取り扱っているサロンが少ないことも知っておきましょう。

床や洗面台が汚れたり、ムラになってしまう心配もなく、セルフよりも安心できる部分は多いのですが、美容院でのヘナはとても割高で、ケミカルヘナを用いていることも。

アルカリカラーを勧めてくる美容院もあるようなので、信頼できて天然のヘナを使っている美容院を事前リサーチしておきましょう。

妊娠中・授乳中にヘナで白髪染めしても大丈夫?

デリケートな時期で、肌質や体調が揺らぎやすい妊娠中や授乳中。

ヘナには、カラダを冷やしてしまうウィークポイント・特性があるので、大切な時期である妊娠中の使用は推奨されていません。

ヘナの独特なニオイで気分が悪くなり、つわりがひどくなるリスクも心配です。

授乳中にヘナの使用は問題はないのですが、念のために自身のカラダとお肌のコンディション、赤ちゃんの様子を見ながら正しく使ってくださいね。

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信頼性の高いヘナで染めたい!おすすめヘナ3選

最後に、愛用者が多かったり、信頼と実績のあるメーカーから販売されているおすすめヘナ3選をご紹介!

それぞれの特徴とメリットをじっくりとチェックし、マッチしたベストヘナをチョイスしてくださいね。

ハナヘナ

ハナヘナは、専門的な知識を持つプロの現場の美容師が開発したヘナ染めです。

オーソドックスな白髪染めにブレンドされているジアミンなどの薬を使用せず、お肌が弱い方にでも安心・安全に使用できる、【一切化学色素を配合しないヘナ】として人気を集めています。

ナイアード

自然素材のみを使ってつくられたナイアードは、白髪を染める効果にトリートメント効果も備わっています。

ヘナの収れん作用によって皮膚を引きしめ、髪にツヤやハリ、コシを与えながら、根元からふんわりの若々しい美髪を実現します。

マハラニヘナ

他のヘナ染めよりも、マハラニヘナには、テクスチャーに粘り気、弾力があり、はじめて使用しても垂れにくいというメリットがあります。

髪への絡みが良く、内部にまで密着できる効果があるため、たった一回の使用でもキレイな髪色へと仕上げてくれます。

数あるヘナ染めの中では、使いやすさがNo.1になっています。

まとめ

今までの白髪染めとは違い、安全性が高いヘナ染め。

大切な髪と頭皮に負担をかけず、環境にもやさしい白髪染めは、多くの人の理想ですよね。

ヘナ染めは、そんな理想にピッタリの素晴らしいアイテムとなっています!

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吉川みさと

目立ち始めた白髪となかなか落ちない体重に、体の曲がり角を痛感しているアラフォー。お手入れがモノを言う年代ならではの視点で、若さを保つコンテンツをたくさんご紹介していきます♪

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