年齢を重ねると、どうしても気になるのが白髪ですが、その白髪が透明に見えることがあります。
透明に見える白髪は黒髪の中でキラリと光り、白と黒のコントラストによってかなり目立つ状態だといえるでしょう。
ではどうして白髪が透明に見えることがあるのか、さらに透明白髪は普通の白髪と違うのかについてご紹介します。
さらに目立つ透明白髪を目立たなくする白髪染めの方法、そして白髪を生かして透明感あふれる髪に染め上げる手段なども一緒にご紹介します。
白髪はもともと透明
髪の毛はもともと黒い色素であるメラニンが注入される前は、その部分が空洞になっているストローのような構造になっています。
白い色素は存在せず、白髪は黒のメラニンが注入される前は透明な状態となっているのです。
白く見えていますが、もともとは無色透明の髪の毛となっていて、これは生えてくる髪の毛すべてに言える事であり、髪の毛は生えたときにはすべて透明の状態で生えてくるということになるのです。
白髪になってしまう原因、白髪のメカニズム
では、どうして本来生えてくると気に注入されるはずの黒い色のメラニン色素が、全く注入されることなく生え白髪になってしまうのでしょうか。
黒髪になるはずの髪の毛が白髪になる、メラニンによる着色が上手くいかない原因としてはさまざまな事柄が関係しているといえます。
加齢によるメラニン生成力の低下はもちろんのこと、日常生活にもその原因は広く存在しています。
現代社会につきもののストレス、食生活や生活習慣の乱れ、頭皮トラブルなども白髪になる原因を作りだすといえるでしょう。
どうして透明に見えたり白く見えたりするの?
ではどうして白髪が透明に見えたり、白く見えたりと見え方が異なることがあるのでしょうか。
この白髪の見え方は、光の加減や屈折などによるものが大きいといえます。
本来は白い色が着いているわけではありませんが、周囲の明るさや色、光の屈折や強弱によって白く見えたり透明に見えたりするのです。
白髪を透明感あふれる髪色に染める方法
一般的な白髪染めで白髪を真っ黒に染めてしまう従来の方法では、いかにも白髪を染めているのがわかってしまい、見た目の印象を老けて見える印象にしてしまいます。
さらに根元から生えてきた真っ白な白髪が逆に白と黒のコントラストで非常に目立ってしまうという困った状況にもなるでしょう。
そこでおススメなのが、白髪を生かし、髪全体に透明感を与えるような髪色に仕上げる白髪染めの方法です。
透明感あふれる髪にする白髪染めの方法
透明感に包まれ、自然な仕上がりで白髪を目立たなくする方法としては、いくつかの方法があります。
そこで真っ黒に染めて老けた印象ににならない白髪染めの方法で、さらに頭皮や髪の毛に与えるダメージを最小限に抑える方法をご紹介します。
それぞれメリットもありますが多少でメリットもあります。
しかし従来の白髪染めよりはかなり満足できる仕上がりになりますので、それぞれの魅力を理解し、自分に合った方法を選ぶようにしましょう。
ヘアカラートリートメント
ヘアカラートリートメントは、自分で手軽に自宅で染めることができる方法という点が非常に大きなメリットだといえるでしょう。
手間や時間もかからず、美容院などに行く経済的負担も軽減できます。
またヘアカラートリートメントは髪の毛のダメージを修復しながら白髪を染めることができる上、頭皮に与えるダメージも心配する必要がありません。
毎日安心して使うことができる上、白髪染めによる頭皮トラブルも一切無い、さらに真っ黒にならず自然な透明感のある髪の毛になることができる方法です。
美容院で染める
美容院でプロの手によって白髪を染めてもらうということは、自分で染めるよりもたくさんのメリットがあります。
ムラなくしっかりと染めてもらうことで満足感も得られますし、さらにプロの手によって染めれば色持ちも良く、白髪染めの回数を減らすことができます。
色のバリエーションが豊富で自分の好みの色に染めることができるという点も魅力です。
白髪を目立なくする、白髪を生かした髪色にするのであれば、透明感のあるグレーやブラウンに染めてもらうのが良いでしょう。
ハイライトやグラデーション、イルミナカラー、アッシュカラーなども生え際で目立つ白髪対策に非常に有効です。
デメリットは経済的負担が大きいことと、美容院に通う時間的都合をつける必要があるという点ですが、それ以上に白髪をマイナスではなく、プラスとして生かした髪色を楽しむこともできる方法です。
ヘアマニキュア
ヘアマニキュアも、ダメージが少なくきれいに染まることが多い方法だといえるでしょう。
カラーバリエーションも豊富で自分の好みの髪色を実現できるのが魅力です。
しかしヘアマニキュアは落ちやすい、白髪は黒髪よりも染まりにくい、白髪だけ色が異なってしまうという場合もあります。
白髪を増やさないようにする努力も必要、白髪対策は日常生活から
加齢による白髪の発生は予防することができませんが、それ以外の原因による白髪を増やさないようにする対策も必要です。
白髪は加齢だけが原因ではなく、生活習慣によっても増えることがあるからです。
メラニン生成を促す食べ物を積極的に摂り入れるようにする、皮脂の過剰分泌になるような食べ物は避けるなどの対策をしましょう。
さらに睡眠や運動といった基本的な生活習慣も白髪に大きな影響を与えることになります。
食生活で白髪を予防する
毎日の食生活は、頭皮の健康状態や髪の毛に色を付ける材料となるメラニン生成に深く関係しているといえます。
白髪対策をしたいのであれば、普段の食生活を見直してみると良いでしょう。
栄養バランスの良い食事を心がける、油っこいものや糖質、塩分の過剰摂取などに配慮するようにしましょう。
さらに白髪対策に効果的な食べ物を意識して摂取するというのもおススメです。
白髪予防に効果のある食べ物としては、タンパク質、ビタミン類、ミネラルなどを豊富に含むものが良いでしょう。
肉や魚、卵などに含まれるたんぱく質は、髪の毛の主成分になります。
髪の毛の約80%はタンパク質で構成されているため、たんぱく質を欠かすことはできません。
また、抗酸化作用があるビタミン類を多く含む食べ物は、細胞を若々しい状態に維持してくれます。
ビタミンEが多いウナギやアーモンド、髪の毛のコラーゲン生成に貢献するビタミンCはブロッコリーや赤ピーマンに多く含まれています。
その他にもレバーやバナナから摂取できるビタミンBなど、たくさんのビタミンをまんべんなく摂取できるようにしましょう。
ミネラルも若々しい髪の毛の維持に欠かせません。亜鉛、カルシウム、鉄などをバランスよく摂取できるような食生活を実践しましょう。
睡眠や運動
睡眠や運動も体の細胞を活性化させ、白髪を予防することにつながります。
睡眠中は成長ホルモンをはじめとして、さまざまなホルモンの分泌が行われます。
体の維持や細胞の活性化に必要なホルモンをしっかりと分泌させるためには、睡眠不足にならないようにする必要があるのです。
また、適度な運動を取り入れればさらに細胞の活性化につながります。新鮮な血液が全身に届けられ、老廃物の排出もスムーズになります。
頭皮も新陳代謝が良くなり、メラノサイトというメラニンを生成する細胞の活性化に期待することができます。
ストレスや外部刺激
ストレスや紫外線などの外部刺激は、頭皮や髪の毛に大きなダメージとなります。
ストレスが蓄積することによってホルモン分泌や代謝が低下します。
また紫外線などの外部刺激は細胞を傷つけ、老化を促進してしまうのです。
これらの要因によって白髪が誘発されることもあるので、生活習慣や食事と一緒に、ストレスが溜まり過ぎていないか、頭皮や髪の毛も紫外線予防が徹底されているかなどを確認してみましょう。
まとめ
透明に見える白髪は光が乱反射して、黒髪の中でかなり目立ってしまいます。
しかし真っ黒に染めてさらに老けた印象になってしまったり、白髪染めを使って余計に白髪になりやすい頭皮環境に陥ってしまっては元も子もありません。
そこで髪全体を透明感あふれる自然な髪色に染める、さらにいかにして頭皮や髪の毛にダメージを与えずに透明白髪を目立たなくするかということが重要になります。
自分に合った白髪染めの方法を選ぶこと、そしてその方法が頭皮や髪の毛をいたわる方法である必要があります。
さらにそれと同時に、生活や食事内容を見直してみることも大切です。
吉川みさと
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