妊娠初期の温泉って大丈夫?!キャンセルしたくない旅行を楽しむ7つの注意点

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妊娠中のマタニティライフを楽しんでいる人は多いものですが、まだ出産しないうちに温泉旅行に行っておきたいと考えている人も少なくないのではないでしょうか。

産まれてしまってからではなかなか行けない温泉、では妊娠中の温泉は問題ないのでしょうか。

今回は、特に大切な時期となる妊娠初期でも温泉に入ることができるのか、また温泉旅行はOKなのかどうかについてもご覧ください。

妊娠初期に温泉に入っても大丈夫?

まずは妊娠初期の温泉についてですが、妊娠初期に温泉につかってしまっても大丈夫なのでしょうか。

実は妊娠初期は、妊娠中でも特にデリケートな時期であり、さまざまな事柄に注意する必要があります。

この時期の温泉、実は入ることができるものの、いくつかの注意点があることも事実です。

参考:あんしん・あんぜんな温泉利用のいろは – 環境省

温泉の禁忌ってなに?

温泉には適応症と禁忌症というものがあります。

適応症は「温泉療養」、つまり温泉に入る、温泉を飲むという行為によって改善が期待できる症状です。

一般的に温泉に行くと、効果効能と呼ばれていることが多いでしょう。

適応症の反対の症状を禁忌症と呼び、患っている疾患や体調によっては良くない影響を及ぼしたり、温泉自体に入ってはいけないという意味になります。

2014年、温泉の適応症と禁忌症が見直され、現在では妊婦であっても温泉に入ることができるようになっています。

それ以前は妊娠初期や後期の場合は、浴用の一般的禁忌症になっていて、温泉を楽しむことができませんでした。

現在では転倒やのぼせなどに気を付ければ、妊娠していても温泉を楽しむことができます。

温泉はいつから入っていいの?

では妊婦さんはいつから温泉に入ることができるのでしょうか。

心身ともにリラックスするために、安心して入浴することができる時期を選んで温泉に入ることも重要です。

旅行先で温泉を楽しむためには、妊娠初期ではなく安定期に入ってからがよいでしょう。

安定期は妊娠16週からですので、温泉旅行に行くのならそれ以降の時期で体調が安定しているタイミングを見計らって出かけるようにしましょう。

また、旅行に行って温泉に入るという事を、必ず主治医に伝え、相談してから行くようにしてください。 

妊娠中の温泉が危険だという医学的な根拠はない?!

以前は禁忌症となっていた妊娠中の温泉ですが、実は妊娠中に温泉に入ることが危険だという医学的根拠は今まで明確に示されたことがありませんでした。

温泉法の見直しによって妊婦が禁忌症から外され、今では妊婦さんが温泉を楽しむようになっています。

しかしながら温泉の成分や効果効能で、直接妊娠中の体、胎児などに影響がなかったとしても、
特に妊娠初期は平常時よりも不安要素が多いというのは事実です。 

妊娠初期に温泉を楽しむための注意点

安心して温泉に入るために、妊娠初期にはどのような点に注意すべきでしょうか。

妊娠初期であってもいくつかのポイントに配慮することで、より安全に温泉を満喫することができます。

血圧があがる!?温泉の温度にも注意

ただでさえ血圧が上がりやすい妊娠中。血流量が増加し血圧の上昇が簡単に起きてしまうという事を忘れないようにしましょう。

妊娠初期に限らず、妊娠中は血圧が高くなりやすいため、温泉の温度に気を付ける必要があります。

42℃以上の高い温度のお湯につかると、急激な血圧上昇を招くため、温泉はあまり暑すぎない温度を選んで入るようにしましょう。

とくに露天風呂の場合は、温泉につかっているときと、出たときの温度差があるので注意してください。
 

気持ちよくても長風呂は禁物

日常の雑踏を忘れ、静かな環境でのんびりすることができる温泉。つい気持ちよさから長風呂をしてしまう場合もあるでしょう。

しかし妊娠初期は平常時よりものぼせ易く、貧血や血圧上昇などに気を付けなければならない時期です。

おなかの赤ちゃんや身体への負担が大きいことを考えると、長風呂にならないように気を付けるべきだといえます。

妊娠中は敏感になるから肌トラブルに注意

妊娠初期から次第に体内の状態や内分泌はもちろんのこと、体表面、つまり肌や皮膚の状態も敏感になってきます。

肌のバリア機能や免疫機能も平常時とは異なるため、肌トラブルを起こしやすい時期です。

温泉の成分の中には、肌に対して少し刺激になる成分も含まれています。

普段は大丈夫でも、妊娠中はほんのちょっとの刺激成分でも肌トラブルの原因になったり、肌が敏感に反応したりすることもあるので気を付けましょう。

抵抗力が落ちる妊娠中は感染症に注意

妊娠初期から徐々に体の抵抗力が落ちてしまいます。

温泉に入って感染症にかかってしまったという人も中にはいますが、多くの感染症は温泉に入ることが原因で起こっているものではありません。

代表的な感染症が、膣トリコモナス症や毛じらみです。これらはタオルやマット、椅子などを媒体として感染してしまいます。

温泉に行って感染症にかかったケースの多くは、温泉自体で感染したたのではなく、温泉の付帯施設である共用のイス、トイレ、タオルなどが原因であることがほとんどです。また、脱衣所の足ふきマットやドライヤー、マッサージ機や体重計などに付着していた菌から感染することもあります。
 
抵抗力が平常時よりも低下している妊娠初期に温泉に行く場合は、こうした共用の付帯物や付帯施設、サービス品などにも十分に注意しましょう。

妊娠中に岩盤浴やサウナは入ってもいい?

妊娠中の岩盤浴やサウナですが、温泉に比べるとこれらの温度はかなり高いものとなっています。

また肌への刺激、血圧の急上昇もかなり気になるところだといえるでしょう。

温度が高いこと、肌刺激、血圧の急上昇、そして脱水症状や貧血を起こしやすくなる危険要素を考えると、妊娠中、とくに妊娠初期の岩盤浴やサウナは控えたほうが良いでしょう。

妊娠中のラドン温泉の影響は?

ラドンは固形ラジウムから生まれたガス(気体)で、微量の放射能を含んでいます。

ラドン温泉(またはラジウム温泉)は、この成分がごくわずかに含まれている放射能泉ということになります。

このラドン温泉の影響については、微量の放射能であれば害があるというよりも、むしろ体の機能を活性化させるというデータもあります。

しかし妊娠初期や妊娠中で赤ちゃんや身体への悪影響が不安な場合には、ラドンを含まない別の温泉や泉質にラドンが含有されていない温泉を選ぶとよいでしょう。

妊婦さんは温泉卵を食べても大丈夫?

卵にはサルモネラ菌が含まれていることがあり、温泉卵の中でも半熟のものはサルモネラ菌が不安要素となります。

サルモネラ菌に感染すると、体への深刻な症状が出ます。吐き気や下痢といった症状がひどく、薬の服用が必要になるでしょう。

しかし妊娠中はできるだけ薬の使用を避けたいものです。薬なしで治癒するのが難しいサルモネラ菌による感染を予防したいのであれば、温泉卵は半熟ではなくしっかりと過熱されている物を選びましょう。

サルモネラ菌は、75度以上で1分間、60度であれば20分間加熱することによって死滅します。

十分に加熱されている温泉卵であれば、サルモネラ菌による感染を必要以上に心配する必要もないでしょう。

妊娠中の行動は特に慎重に

妊娠中、とくに妊娠初期に温泉に行く場合には、行動に十分注意しましょう。

気を付けていれば避けられる危険もたくさんありますので、ここでご紹介します。

妊婦さんの温泉は転倒に注意!

温泉で特に気を付けたいのが転倒です。妊婦さんは転倒してお腹や腰を強く打ってしまうと、流産の危険性やリスクが高まります。

くれぐれも温泉での転倒には十分に注意しましょう。

もしもに備えて一人にならないようにする

転んでしまうことはもちろん、急激な体調の悪化なども妊婦にはよくあることです。こういったときに、一人でいるとすぐに助けを求めることができません。

万が一の時の事を考えると、何らかのトラブルがあった際にすぐに助けてくれる誰かが、常にすぐそばにいる状況が好ましいといえます。
 

妊婦さんが温泉に入るメリット

危険要素はあるものの、自分で気を付けていたり、事前に危険を回避する行動をとることで妊娠していても温泉を楽しむことができます。

デメリットばかりを気にせず、温泉に入って妊婦さんが得られるメリットもありますので、ぜひ妊娠初期や妊娠中でも充実したマタニティライフを満喫してほしいものです。

心身ともにリラックスして気分転換

温泉は心身ともにリラックスるできるという素晴らしい効果があります。

妊娠中の不安や出産の心配事などを抱えた妊婦さんにとって、温泉につかって心も体も満たされる状況は、気分転換にはかなり効果的です。

妊婦さんの大敵!冷え性を改善

妊婦さんの多くが悩む冷え性も、温泉の効果によって改善することができます。

体が冷えて血流が悪くなると、お腹の中の赤ちゃんに十分な血液や栄養を運ぶことができません。

冷え性は自分がつらいだけでなく、妊娠初期だけでなく、お腹の中の胎児にまで影響します。

温泉で冷え性を改善すれば、健やかな妊娠を継続することができます。

妊婦さんにおすすめの温泉の楽しみ方

ではお腹に大切な我が子がいる妊婦さんは、どのように温泉を楽しんだらよいのでしょうか。ここからは妊婦さんにおすすめの温泉の楽しみ方をご紹介していきます。

妊娠初期の温泉は近場がおすすめ

妊娠初期でまだ安定期に入っていない場合には、近場の温泉を選ぶようにしましょう。

妊娠初期は体調が悪くなりやすいですし、つわりや便秘などに悩む人も多いものです。

急に体調が悪化したり、お腹に違和感を感じたりするトラブルがあった際に、かかりつけの産婦人科を受診できる距離の温泉なら安心です。

また、妊娠初期の長距離の移動もかなり体に負担がかかります。

近場の温泉に行って、お腹と体の様子を見ながら楽しむのが最も望ましい方法だといえるでしょう。

妊婦さんには特に足湯がおすすめ

妊婦さんにおすすめの温泉は足湯です。体全体を湯船に浸かるよりもはるかにお腹の負担も少ないですし、転倒やのぼせ、長湯の心配もありません。

また、足を温めることによって、効果的に体温をあげて血行促進ができ、冷え性の改善、血流をスムーズにするなど、メリットが非常に多いのが足湯の特徴です。

温泉成分は単純温泉を選ぼう

妊婦さんが選ぶ温泉としては、単純温泉が良いでしょう。

妊婦だけでなく子供や高齢者などにも非常に優しく、家族全員が不安や心配なく入れるのが単純温泉のメリットです。

硫黄泉のような刺激が強い成分を含まないので妊娠初期の不安定な肌の状態でも安心です。

においも少ないため、妊婦さんが苦しむつわりの時でも、温泉特有のニオイを気にせずに入浴することができるでしょう。

家族風呂なら安心

妊婦さんが温泉に入るのであれば、家族風呂や貸切風呂がおすすめです。

家族がそばにいることで安心感があり、気兼ねなく温泉を楽しむことができます。

また、家族風呂のお湯は、小さな子供やお年寄りなど、誰でも入ることができる成分なのも安心材料です。

ただし長湯は禁物です。のぼせや足元に十分注意することは同様です。

妊婦さん専用のマタニティプランで楽しむ

温泉の中には、妊婦さん専用のマタニティプランを用意しているところもあります。

また宿泊施設などでも妊婦さん専用に入れる温泉や、妊娠初期のニーズに合わせた宿泊プランなどを提供している場合もあります。

こういったプランやサービスを利用することで、より安全に、安心して温泉を楽しむことができますし、心も体も十分にリフレッシュすることができるでしょう。

妊娠中に温泉を満喫したママたちのエピソード

妊娠中に主人と2人でなかなか旅行に行けなくなるということで、紅葉を観ながら箱根へ温泉旅行に☺️💓
サービスが充実した旅館内でゆっくり過ごし、美味しいお料理に温泉に癒しの旅行でした🌟♨️
今年は家族3人で紅葉の時期を迎えられて幸せです😋🍁

引用:ツイッター口コミ

ついに妊娠8ヶ月になりました~👏😊なんと!もう後期!!そして明日は妊婦健診⸜(*ˊᵕˋ*)⸝行ってから車屋さん見に行ってニトリからのディナー💕毎日引きこもりやから、旦那の休日が待ち遠しい😎来月は出産前最後の温泉旅行♨️へ!楽しみ(​ *´꒳`*​)

引用:ツイッター口コミ

急遽決まった温泉旅行✨
一泊二日だし近場だけど嬉しいな~😍
小中一緒だった友達とも久しぶりに会う😚💓直接会って妊娠を報告だー!

引用:ツイッター口コミ

そうなんです、妊娠中でも温泉は気にしなくて大丈夫。西屋で掲示している最新版の温泉利用案内でも、禁忌症の項目から「妊娠中」の文言が削除されています。
私も子供達がお腹にいた頃、温泉の水音や温かさに癒されたものでした。

引用:ツイッター口コミ

まとめ

妊娠初期にはさまざまなことが気になり、温泉旅行に行くだけでもたくさんの不安を抱えてしまう場合もあります。

ですが温泉の成分を事前に調べたり、転倒や長湯など自分で予防できる危険を避けるなどの対処をすることで、妊婦であっても十分に温泉を楽しむことができます。

妊娠しているからといって温泉旅行をキャンセルする必要はなく、配慮をすることで温泉を満喫することができるのです。

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