白髪を紫に染めるとキレイな白に!?パープルヘアの不思議に迫ってみました

白髪を紫色に染めている年配の女性を目にして驚いたり目を離すことができなくなった経験はありませんか。

明るい紫色に染められた白髪の年配女性を見ると、どうして白髪を紫に染めているのかという疑問が自然と湧いてきてしまうものですが、じつは白髪を紫色に染めるのには、深いわけがあります。

今まで多くの人が抱いていた、どうして紫色に染めた白髪の人がいるのかという疑問。

今回はその疑問についてとことん解説していきましょう。

白髪を紫色に染めるのは白髪をキレイな「白」にするため

中にはおしゃれでわざわざ紫色に白髪を染めている、自分の好きな色が紫だから白髪も紫色にしているという人もいるでしょう。

しかし、白髪を紫色に染めている人の多くは、白髪をよりキレイな「白」にするために紫色にしているといえます。

どうして白髪をキレイな白にするために、紫色に染める必要があるのか、その理由を見ていってみましょう。

アジア人の白髪には黄ばみがある

テレビや雑誌などできれいな白髪の外国人を目にすることが良くありますが、日本人の白髪とは少し質感や色の具合が異なるということに気が付いた方もいるでしょう。

白人でもともと金髪の髪の毛だった人は、金髪の色素が抜けて白髪になるときれいな真っ白な白髪になります。

しかしもともと黒髪、特にアジア系の黒髪の場合、白髪になると真っ白な白髪にはならず、黄色ががった白髪になります。

メラニン色素の抜けた白髪でも、真っ白な白髪にはならず黄ばんだ印象の白髪になるのです。

日本人の髪質も同様に、白髪になったとしても黄色っぽい白髪になり、真っ白な白人のような白髪になることはないのです。

紫は黄色の補色

黄ばんだ印象の白髪というのは、見ていても清潔感に欠け、きれいに見えるという事はあまりありません。

そこでよりきれいな白髪に見せるために利用されるのが「補色」になります。

透明感あふれる真っ白できれいな白髪に見せるために、黄色の補色となる紫を白髪染めの色として用いるのです。

「補色」とは?

ある適切な量で混合することによって無彩色(白色、灰色、黒色)に見せることができる色の組み合わせで、「余色」ということもあります。

2つの補色光を同時に照射して混色光を作ると、明るくて白っぽい白色光になります。

また、互いの色を引き立て合うことができるという相乗効果も持っていて、「補色調和」と呼ばれます。

代表的な例としては、病院などの手術室の内装、手術着が薄い緑色になっているのは、血液の色である赤の補色である薄緑色が赤の残像を消す役割を果たすからです。

その他にも、牛乳の色である白の補色が青であるため、牛乳パックに青色を使用することで互いを引き立て合う相乗効果を生みだしています。

薄紫で染めることによって、黄ばみが消えてツヤがでる

このように黄色の補色である紫色を使用することで、白髪の黄ばみが消え明るい白っぽい白色になるようにしているのです。

白髪染めで薄紫を利用して染めるということによって、アジア系の黒髪の人特有の、黄ばんでくすんだ印象の白髪を、より透明感や清潔感のある白くきれいな白髪にしようとしているのです。

紫以外にも効果的な色はあるの?

紫色以外の効果的な補色としては、青やえんじ色なども黄色系の補色となっています。

白髪染めに使用するのであれば、紫~薄紫、淡い青や水色、暗めの赤といった色でも白髪の黄ばみやくすみを効果的に白っぽく見せる役割を果たすことができるかもしれません。

見るからにパープルヘアの年配女性のなぜ

白髪を真っ白にするために、補色である紫色の効果を利用して白髪染めをしているということが、髪の毛を紫色に染めている年配女性の多くの理由となりますが、中には見るからにわざわざ紫色に染めているといった印象の人もいます。

人によっては、白髪をきれいに見せるためだけで紫色に染めているのではないという人もいます。

オシャレで紫色に染めている

補色として白髪に良く利用される紫ですが、本当に補色だけの目的であればごく薄い紫や淡い水色くらいを使用するといった方向でも十分です。

しかし、もっと目立ちたい、髪色で人と差をつけたいという人の場合、美容院などで美容師さんに勧められてより目立つような紫色におしゃれが目的で染めているという人もいます。

また、せっかく染めるのであれば長持ちさせたいという目的で比較的濃い目の紫色にしているという人もいるでしょう。

染めすぎてしまった

そして少数派にはなりますが、染めすぎてしまって紫色が非常に目立つ白髪になってしまうという人もいます。

本当はもっと淡い印象の紫色にしたかったけれど染めすぎた、白髪をきれいに見せるために使った紫色が想像していた以上に強く出てしまったというケースもあります。

本人には白く見えている場合も

年齢を重ねると、体や肌、内臓機能が自然と衰えてくるように、青色を見分ける錐体(すいたい)細胞が劣化し、水晶体が黄色く濁っていきます。

錐体細胞が衰え水晶体が濁ると、紫や青色系統の色が見えにくくなるということが多くなります。

そのため、髪の毛が紫色になっていたとしても、本人にはその紫が見えず白く見えているという場合もあります。

パープルヘアの年配女性は減りつつある

とはいえ、一昔前ほどはパープルヘアの年配女性を見かける機会は少なくなってきています。

これは時代の流れとともに、高齢になった人の好みが変化してきて、年齢を重ねてもブラウン系に染めて自然な髪の毛のイメージを保ちたいという人が増えてきたことが理由の一つです。

さらに白髪染めに配合される髪の毛を染める染料が改良され格段に良くなったことも理由です。

以前の白髪染めのように、染めたときには黒っぽく染まるものの、時間の経過とともに染料がどんどん落ちてきてしまい、残った染料の色である紫色の髪になってしまう人が少なくなったからです。

白髪を紫で染めるには

黄色っぽい白髪をきれいに見せるための補色の紫色、では白髪を紫色に染めるにはいったいどのような方法で行うのが良いのでしょうか。

ここからは白髪をきれいに見せる補色の紫色に染めたい時に用いるべき白髪染めの方法をご紹介していきます。

ヘアマニュキュアで薄紫を入れるのが一般的

髪の毛にも頭皮にもどちらにも優しい染め方をしたい、それでいてキレイに色をつけていきたいという人はやはりヘアマニュキュアで薄紫色を入れていくのが最も効率よく染める方法になります。

美容院できれいに薄紫を入れるもよし、市販されているヘアマニュキュアを利用して自分で染めてみるというのも良いでしょう。

佐伯チズさんはカラーリンス

きれいな白髪でも有名な美容家佐伯チズさん、実は彼女はブルー紫のカラーリンスでセルフで染めています。

カラーリンスなら毎日の入浴時に手軽に染めることができますし、リンスタイプであれば髪の毛や頭皮をいたわりながら染めていくことができるのでおススメです。

ムラサキシャンプー

白髪を徐々に紫色にしていくことができるムラサキシャンプーも手軽で便利です。

やはりカラーリンス同様に日々の入浴タイムに気軽に染めることができ、自然にだんだんと染まっていくという点も魅力です。

紫色のヘアカラートリートメントは白髪には不向き

白髪を染めることができるアイテムとして、ヘアカラートリートメントもありますが、紫色のヘアカラートリートメントに関していえば、白髪にはあまり向いていません。

理由としては、紫色のヘアカラートリートメントの場合、ブリーチ毛用に特化しているという特徴があり、白髪はほとんど染まらないからです。

黒や茶色に白髪染めしたのに紫に!?

自分では白髪を紫色に染めるという気が全く無くても、偶然そのような色に結果としてなってしまったというケースも少なくありません。

白髪を黒や茶色など自然な髪色に近づけようとしたにもかかわらず、紫色になってしまうケースとはいったいどのような場合に起こるのでしょうか。

またそうなってしまわないようにする対処法、その後どうしたらよいのかなどについてもご紹介しますので参考にしてみてください。

ヘナで染めたら紫になってしまった

白髪が予期せぬ紫色になってしまった例として多いのが、ヘナカラーで白髪染めをしたという場合です。

肌負担や頭皮への負担が非常に少なく、髪の毛に対してもダメージをあまり与えないヘナは、昨今白髪染めのアイテムとして非常に人気があります。

ヘナカラーはアトピー性皮膚炎の人でも白髪染めができるというほど優しい白髪染めを実現できるため、利用者も急上昇している方法です。

しかし、ヘナカラーのデメリットとして、髪色はオレンジ系の色にしか染めることができないという性質があり、このデメリットを埋め黒っぽい色味を出すために用いられるのが「インディゴ」などの染料です。

このより黒い色味を出すためのインディゴ入りヘナカラーで染めた場合、インディゴのさらし時間を十分に取る必要があります。

さらし時間が足りないと発色が足りず、紫になることがあるのです。

「さらし時間」とは?

さらし時間とは、髪の毛を洗い流した後に湿った髪の毛の状態を維持していくということになります。

乾かないように随時湿らせておくようにすることです。インディゴ入りのヘナカラーの場合、さらし時間は1時間必要となります。

さらし時間が足りずに紫色っぽくなってしまった場合の解決法

インディゴ入りヘナカラーで白髪を染めたものの、思っていた色とは異なり紫色になってしまったという場合、さらし時間を確保していくことで解決できることがあります。

染めたときのさらし時間が30分くらいしか確保できていないようであれば、次の日さらに髪の毛を濡らしたさらしの状態にして、さらに30分のさらし時間(髪の毛が湿ったままの状態を30分確保)するようにしてみましょう。

発色がもう一段階深くなり、より黒みがかった色に変化するでしょう。

白髪染めで染めたら紫になってしまった

光で染まる白髪染めを利用したことがあるという人も、白髪染めで予期せぬ紫色が出てしまったということが多くなります。

光で染まる白髪染めには、金属系の成分が配合されていて一般的な白髪染めに配合されている成分とは異なります。

光で染まる白髪染めを使用していた人が、その後普通の一般的な白髪染めを利用することによって、配合している成分が化学反応を起こし紫色になったり他の色になってしまったりすることがあるのです。

紫色のほか、青や緑色になってしまったというケースも少なくありません。

白髪染めをする場合には、光で染まる白髪染めと他のタイプの白髪染めは併用しないように注意しましょう。

この場合の対処法としては、一般の白髪染めが利用できなくなってしまっているため、髪が伸びるまで待って、バッサリと切るしか解決策がありません。

まとめ

年配女性が髪の毛を紫色にしているのは、遊び心やオシャレ、その他にも白髪染めが思わぬ発色をしてしまっていたり、白髪染めの特性が出たりと、さまざまな理由がありました。

しかし、いずれにせよ白髪を染めて少しでも若々しくいたい、白髪もおしゃれや美意識の中の一つとして取り入れたいという気持ちのあらわれであり、白髪が多くななってくる年齢であるにもかかわらず美しさや外見の装いに気をつけているということの証です。

白髪があるとどうしても気持ちが後ろ向きになってしまうものですが、白髪染めを上手く利用してオシャレに楽しく髪を染めてみてはいかがでしょうか。

黒い髪の毛の中に存在している白髪も、考え方によっては髪を染める際のおしゃれやポイントに利用したリ、髪を染めようという前向きな気持ちにしてくれるきっかけになったりします。

自分の髪の毛の状態としっかりと向き合い、納得のいく白髪染めを目指してみましょう。

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