年齢を重ねるとともに、増えてきて目立つ白髪。
しかも、黒髪の途中から白髪になっている、というトラブルも少なくありません。これって異常!?
どうして髪の毛の途中から白髪になることがあるのか、不思議ですよね。
今回は、黒髪が途中から白髪になっていることに悩んでいる方のために、原因や対処法などのお役立ち情報を大公開!
白髪自体は多くないものの、黒髪と白髪が混ざった髪色に悩む40代前半までの女性も、ぜひ参考にしてくださいね♪
髪の毛はもともと白い!髪に色がつくメカニズム
髪の毛って、もともとは白いものだと言うことをご存知でしたか?
では、なぜ私たちの髪色は黒くなっているのか、気になるメカニズムに迫っていきます!
髪の毛がもともと白いことを知らなかった方、今の髪の毛が黒いのにはいろいろな理由があるのです。
意外と知られていなかった驚きの真相をじっくりとチェックして、まずは髪色のメカニズムを把握していきましょう。
体外へと伸びる時、メラニン色素で着色される
髪の毛はもともと白いもの。
私たちが持つ普通の髪の毛は、体外へと新しく生える途中に、白い髪の毛が成長した状態になり、その過程で、メラノサイトが生成するメラニン色素のはたらきで黒く着色されます。
髪に色がつくメカニズムとして、まず、毛根の一番内側の毛乳頭から、髪の毛を作る細胞である毛母細胞と色素を作る細胞であるメラノサイトに、毛細血管から吸収した酸素と栄養を供給します。
メラノサイトが生成するメラニン色素は、髪内部のコルテックスという皮質部分にあり、髪の表面を覆う透明なキューティクルを通じて色が見えます。
私たちが持つメラニン色素にはそれぞれ濃度があり、それによって、黒や茶色などの髪色に変化します。
しかし、何らかの問題でメラノサイト幹細胞がメラノサイト自体を作れなくなったり、メラニン色素の生成に必要な栄養素であるアミノ酸のチロシンが不足している場合、髪に色がつかず白髪として生えてきます。
メラニン色素がない髪の毛はキューティクルだけではなく内部も透明なので、光の加減で白く見えますが、白髪は透明と言った方が正しいかも知れません。
髪の色はメラニン色素の濃度で決まる
前項でも少しお話しましたが、髪色は、私たちがもつメラニン色素の濃度と深いかかわりがあります。
メラニン色素は、人それぞれによって濃度が変わります。メラニン色素を多く持つ人の場合は、髪色が濃く黒く、白髪になりにくい特徴があります。
メラニン色素の濃度は、遺伝や髪質、体質によって変わってくるため、白髪になりやすい人となりにくい人がいるのです。
メラノサイトの働きが低下すると白髪になる
私たちが持つメラノサイトは、髪色を黒くするはたらきを持っています。
メラノサイトが正常に働かなくなると、色素の細胞活動がスムーズに行われなくなって髪が体外へと伸びる時に黒く着色されないため、途中から白髪になってしまうのです。
メラノサイトの機能が一時的にストップして髪を黒くするための色素が作られなくなった場合には、黒髪の途中から白髪になってしまうこともあります。
白髪が生える理由には、代表的な加齢によるものの他、不規則な生活習慣、ストレスの他、病気によるものや紫外線も挙げられます。
白髪になるのは、メラノサイトの働きが低下してメラニン色素がつくられなくなったり、毛母細胞に色素が受け渡されなくなるからです。メラノサイトの働きが低下する原因はよくわかっていませんが、加齢ばかりでなく、遺伝も影響しているようです。また、ストレス、高熱、薬の副作用なども影響があるとも言われています。
途中から白髪になる原因
ここからは、黒い髪が途中から白髪になってしまう原因をご紹介!
髪の毛が途中から白髪になるケースは意外と多く、40代前半の人によく見られます。
黒い髪の途中から白髪になっている原因は、意外と知られていないため、次の情報をしっかりチェックし、ライフスタイルで気をつけていくべきポイントを知っていきましょう!
内的要因:ストレス
白髪ができてしまうのは、強いストレスが原因であることが広く認識されています。
ストレスは、男女の性別や年代にかかわらず、みんなが持っているもの。
そのストレスが強ければ強いほど表面化し、白髪として生えてきたり、黒髪の途中から白髪になってしまうトラブルが起きやすいので、途中から白髪になっている髪がある場合、まずストレスである可能性を疑い、そういった状況があったかを思い返してみて下さい。
ストレスが途中から白髪につながる身体へ負荷にはどのようなものがあるのでしょうか。
血行不良
ストレスがたまると自律神経が乱れて血行が悪くなり、頭皮にまで十分な栄養が行きわたらなくなってしまいます。
リラックスしたり、よく眠れなくなったりすると、血管を拡張する働きがある副交感神経がうまく働かなくなってしまうのです。
成長ホルモンの分泌抑制
ストレスを感じると、ストレスホルモンであるコルチゾールが分泌されることによって、成長ホルモンの分泌が抑制されてしまいます。
体のさまざまな新陳代謝を促す成長ホルモンは、メラニン色素を作りだす役割にも関わっているため、分泌が不足すると髪の毛にも影響を及ぼしてしまうのです。
活性酸素の過剰発生
心身に強いストレスを感じると、カラダの中に活性酸素が多く発生します。
活性酸素は本来は身体の免疫機能を守るものですが、過剰になると体の酸化をもたらします。
その活性酸素によって色素細胞のはたらきが一時的ストップした状態になると、髪の途中から白髪として伸びてきます。
その後、再び色素細胞が活動を始めた後に延びてきた部分には色がついていることによって、根元は黒く、先端は白いという、途中から異なる髪色になるのです。
外的要因:髪の毛の傷み
続いて、途中から白髪になっている髪の毛がある場合、髪の毛そのものにある外的な要因について説明します。
髪が黒く、途中から白髪になっているトラブルは、タンパク質の一種で髪の毛を健やかに黒く育成させるケラチンが、髪の毛の中から抜け出した状態…。
同時に、髪を黒くするためのメラニン色素までが少なくなり、徐々に髪の毛の中から抜け出してしまうことによって、途中から黒と白が入り混じった髪色になってしまうのです。
また、日頃から髪のダメージに気付いているのに、そのまま放置していると、ケラチンとメラニン色素が抜けやすい状態、つまり白髪になりやすくなります。
原因となったストレスはある程度解消されている
強いストレスを感じていても、プライベートな時間に楽しいことを実践したり、時間の経過とともに、その感情は日に日に薄れていきます。
黒髪の途中から白髪になっている髪の毛は、ストレスを強く感じる時期に多く現れます。
反対に、ストレスを感じなくなった時点で、メラニン色素が活発に作用し始めると、再び黒く色づきはじめ、中途半端な形で、白髪と黒髪が混ざった髪色になることもあります。
ご家族に不幸があったショックによるストレスや、仕事やプライベートなどのストレスが強かった時期に生えた途中の部分だけ白いものの、そのあとに再び黒く伸びてくる場合は、感じていたストレスが解消されている証拠にもなります。
髪の毛は平均して1日で0.3~0.5mm伸びると言われているので、白髪の部分の長さでストレスがかかっていたおおよその期間がわかるでしょう。
白髪の部分と黒髪の部分がまだら模様となっている例も多数ありますが、その場合、根元の色が最近の状況を表していると言えます。
白髪になっている部分はどうしたらいい?
では、黒髪のところどころに、白髪が混ざってまだら模様となっていたり、根元は黒いのに途中から毛先にかけて白髪である場合は、どんなふうに対処していけばいいのでしょうか?
黒髪の途中から白髪になっている原因を知ったところで、ここでは具体的な対処方法をレクチャー!
決して難しいノウハウはないため、気楽な気持ちでチェックし、さっそく対処法にトライしてみましょう♪
ただ、すでに白く生えている髪の毛は、時間をおいても自然に黒くなることは残念ながらありません…。
でも、途中から白髪になっている髪にできることはたくさんあるので、あきらめずに情報をチェックしてくださいね♪
白髪になっている部分をハサミで切り除けばOK
途中から白髪になっている髪の毛を見つけたときは、目立つ白髪の部分のみをハサミでカットすることがオススメ&ベストな方法。
白髪が目立つ部分を1本カットするだけでも、髪色の印象はずっと良くなり、白髪が改善されたように気持ちもスッキリするため、心身のストレスが緩和され、これからできる白髪の予防にも役立ちます。
ヘアファンデーションを使う
まだら模様で中途半端な髪色の場合も大丈夫!途中だけ白髪になっている状態の髪はカットするのが難しいため、ヘアファンデーションを活用しましょう。
今では豊富なラインナップがあるヘアファンデは、無添加でデリケートな頭皮にも使用できる安全な商品がいっぱい!
カラー展開も豊富なため、自身の好みのカラーで途中から白髪になっているまだら模様の髪にサッとひと塗りしながら上手にカバーしましょう。
髪と頭皮にやさしい方法で染める
白髪になっている途中の部分だけ切るとその髪だけ短くなるし、ヘアファンデを毎回塗るのは面倒くさい、という方は、その部分だけ染めるのもテ。
ヘアマニキュアやヘアカラートリートメントなら、必要な量だけ使うことができ、キューティクルを剥がさずに染めるため髪や頭皮にやさしいだけではなく、同時に白髪もケアできちゃいます。
大まかに塗っても、黒い髪には色がつかないので、気軽に使うことができます。
▼部分染めも手軽できるのが人気。カンタンにダメージゼロの白髪ケア
▼頭皮や髪の毛にやさしい!ジアミンや酸化剤等、無添加だから安心。
▼無添加なのに染まりが違う!頭皮と髪にやさしいオールインワンカラートリートメント
決して抜いてはいけません
白髪が目立つと、どうしても「抜いてしまいたい!」という衝動に駆られますよね…。
でも、白髪を抜くことは髪や頭皮へのリスクがいっぱい!白髪を抜くと、新しい髪が生えてこなくなったり、頭皮が炎症し、痛みを伴うこともあります。
これは、白髪を抜くことによって起こる二次被害です。
髪の毛はたった1つの毛穴から少ない数本で生えているものであり、その1本を無理やり抜くことは、毛根の組織を壊すことと同じ!
隣の毛穴の髪の毛にも悪い影響を与えてしまいます。
また、白髪を抜くことは、髪の毛を抜いた後に新しく生えてきた毛も、まわりにあるほかの髪の毛も、髪色を黒くするためのメラニン色素がつくられなくなります。
そのため、逆に白髪を増やしてしまうリスクもあるのです。
予防策
過剰なストレスはSOSのサイン。
黒髪の途中で白髪を見つけても、決して慌てずおおらかな気持ちを持ち、ストレスの緩和に努めましょう。
ストレスを発散し、解消するための対策を、ここでわかりやすくまとめてみました。
- 仕事や人間関係などで、心身のストレスを溜めないために、楽しいと感じることを習慣的に行う
- お気に入りのアロマオイルを活用し、ココロとカラダを癒す
- バスタイム後に、カラダをほぐすマッサージでリラックス&リフレッシュ!
まずはこの3つのストレス解消法をマスターすれば、白髪にばかり気をとられず、毎日を楽しく過ごすことができます♪
それから、運動不足や睡眠不足を解消したり、栄養が偏らないよう食事に気を付けるなど生活の見直しも行うと、白髪の改善に効果大です。
まとめ
黒髪が途中から白髪になってしまう原因と、効果的な対処方法、参考にいただけましたか?
一番にストレスを解消することが大切ですが、疲労を蓄積せず、毎日の食生活にも気を配り、自身に合ったヘアケア商品を正しく、継続して使用することもポイントです。
黒髪と白髪が混ざる髪の毛を見ると「黒髪だと思っていたら途中から白髪だった…!」という衝撃を受けますよね。
もう一度、黒髪×白髪の髪色について復習し、途中から白髪になっている髪の毛に今日からできる対処法をさっそくはじめてください。
そうすれば、今までの悩みやストレスと早めにサヨナラできるようになります♪
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